(C)Lucasfilm 2016
皆様、ごきげんよう。編集部公式ライターのじぇみ じぇみ子です。
現在公開中の「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」、今回はちょっとマニアックな感じで注目してみましたので以下のような構成になっています。
1ページ目:ネタバレなしのローグ・ワン紹介(このページ)
2ページ目:主要キャラクターの紹介(ネタバレ)
3ページ目:主要戦闘機の紹介(ネタバレ)
4ページ目:見つけたカメオ出演やトリビアのまとめ(ネタバレ)
2,3ページ目はキャラクターを解説するために予告編より多くの情報が掲載されています。また4ページ目にいたっては内容とあまり関係ありませんが多くの情報が出てきます。
どちらも結末など重要な部分には関係ありませんがネタバレではあるので、まだ観ていない方は一回観たあとに読んでいただくことをオススメします。
- みんなが泣いた「ローグ・ワン」ってどんな話?
- 前半がツライ!それでも最終的にスッキリする不思議な戦争映画
- 前作などを見る必要があるかどうか
- ジン・アーソ/フェリシティ・ジョーンズ
- キャシアン・アンドー/ディエゴ・ルナ
- K-2SO/アラン・テュディック
- チアルート・イムウェ/ドニー・イェン
- ベイズ・マルバス/チアン・ウェン
- ボーディー・ルック/リズ・アーメッド
- ソウ・ゲレラ/フォレスト・ウィテカー
- お馴染みXウイング
- Yウイング
- Uウイング・スターファイター
- タンティブIV
- ハンマーヘッド・コルベット
- ウォーカー(AT-ACT)
- スカウト・ウォーカー(AT-ST)
- TIEストライカー
- グランド・モフ・ウィルハフ・ターキン(ターキン提督)
- ベイル・オーガナ
- モン・モスマ
- ジャン・ドドンナ
- レッドリーダー・ゴールドリーダー
- ドクター・コーネリアス・エヴァザンとポンダ・バーバ
- アーソさんちのブルー・ミルク
- GNKパワー・ドロイド(ゴンク)
- Rシリーズドロイド
- RA-7シリーズ(虫みたいなゴーグルのドロイド)
- ヴァイパー・プローブ・ドロイド
- マウスドロイド
- ゴースト
- C1-10P“チョッパー”
- トゥイレック(種族の名前)
- バクタ・タンク
- レイマス・アンティリーズ
- もしかしてスカリアー?
- もしかしてジャワ?
- もしかしてトーントーン人形?
- 最後に
みんなが泣いた「ローグ・ワン」ってどんな話?
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時系列としてはスター・ウォーズの記念すべき1作目『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』の直前の話です。
今回の物語の中でエピソード4から考えて15年ほど前まで遡っていますので、エピソード3から4~5年後、言い換えると『スター・ウォーズ ドロイドの大冒険の頃の話から始まります。ドロイドの大冒険はローグ・ワン含め本筋の話に関係無いので気にしないでください(笑)
回想シーンがほとんどで時系列としてはエピソード4の直前のまま話が進みます。
大まかなストーリーは、エピソード4の中である物の設計図を“スパイたちが命がけで手に入れた”という設定があるのですが、その命がけで手に入れた部分のお話です。
反乱同盟軍(ルークやヨーダ側。以下、反乱軍)のスパイ達が、なんとか帝国軍(ダース・ベイダーとかダークサイド側)に抵抗しようと奮闘します。
この時期の反乱軍は、エピソード4以降で登場するジェダイ達は話の流れ上ローグ・ワンに出ることは出来ないのでジェダイが一人も居ません。
ジェダイ不在の反乱軍の唯一の希望は、ジン・アーソという帝国軍の強力な武器を作った科学者の娘。普通の人々がどのようにして帝国軍と戦うのか、名もなき英雄たちの記録です。
前半がツライ!それでも最終的にスッキリする不思議な戦争映画
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見どころはやはりジェダイどころか戦闘機のスターパイロットでもない人々が中心となって戦う点です!当然、フォースで弱い心を操ることもライトセーバー戦もなく、まさに戦争のように反乱軍と帝国軍は争っています。
その鍵を握るのが反乱軍 情報部=スパイたち。スパイと言えど情報集めだけでなく暗殺などもおこなうため皆さんすこぶる強い!とっても見応えがあります!
人がボンボンたくさん亡くなりますが、グロいシーンは特にありませんので見やすいです。登場人物たちはセリフだけではなく表情で語るシーンも多いので、前半は彼らの人生を想像して非常に胸が痛くなっていました。
しかし見てみるとご納得いただけると思うのですが後半の“回収具合”が本当にスッキリします!ラストの畳みかけは圧巻の一言。最高です!毎回泣いてしまいます。
前作などを見る必要があるかどうか
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昨年ヒットした『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は年代的に関係ないので慌てて見る必要はありません。
しかしながら『ローグ・ワン』は正直スター・ウォーズを観ていることを前提に作っているような作りで説明がほとんどなく、さらに情報量が多いです。
“ローグ・ワンだけ見る”のと“エピソード4を見てから見る”のでは、この映画の評価がかなり変わると思います。ぜひともエピソード4を見てからお出かけください!
ちなみに吹き替え版も観ましたが、プロの声優さんたちが素晴らしい仕事っぷりで凄く良かったです!冬休みなせいかお子様も多く、小学校低学年の子も夢中で観ている様子でした。
続いて主要キャラクターを少し長めにご紹介します!
–{『ローグ・ワン』主要キャラクターの紹介(ネタバレあり)}–
※ご注意:物語の結末には触れていませんが予告編以上の情報が出ています。
ジン・アーソ/フェリシティ・ジョーンズ
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科学者ゲイレン・アーソの娘。幼いころ両親と離れ離れになり独りで生きていく必要があったジンは、生きるため様々な犯罪に手を染めます。
ウォバニの帝国労働キャンプに収容されていましたが、反乱軍によって救出され任務を手伝うことになります。
かつて父親から呼ばれていた“Stardust(星くず)”の意味は、夜空の星の中で細かく輝いているもののことです。素敵な愛称ですよね。
キャシアン・アンドー/ディエゴ・ルナ
反乱軍 情報部の将校。情報を得るための後ろ暗い行動も大義のためと実行するなど、納得のいかない命令にも従い規則を守る性格。いつも冷静で頼りになるリーダー!
キャシアンはジンの監視役として行動をともにしますが、二人の関係が徐々に変わっていくところも凄く良いです!
K-2SO/アラン・テュディック
もともとは帝国軍の戦略分析などに使われるドロイドです。キャシアンに再プログラムされ反乱軍のために戦うドロイドとなりました。
再プログラムの結果、浮かんだことをすぐ声に出してしまいますが、キャシアンに対する態度とジンに対する態度の差が面白く一気に好きになってしまいました。こういうドロイド今までいなかったですね!
チアルート・イムウェ/ドニー・イェン
ジェダイとほぼ同等の身体能力を持つらしい盲目の戦士(パンフレットより)チアルートさん。
カイバー寺院を守っていた「ウィルズの守護者」と呼ばれる僧侶の一人でしたが、帝国軍に寺院を破壊されてしまい町中に居たところジンたちと出会いました。
棒を使ったアクションが最高にかっこよく、祈りの言葉「I’m one with the force, The force is with me」は、みんな真似したくなります。
ベイズ・マルバス/チアン・ウェン
チアルートさんの相棒で元ウィルズの守護者です。何があったのか全くフォースを信じていないご様子で、重連射式キャノンという連射式のブラスターでガンガン敵を撃ち、しばしばチアルートさんの手助けをします。この二人の会話と空気が最高の最高です!個人的にハン・ソロとレイア姫の名言“I love you. I know.”を超える名言が飛び出ました!
ぜひとも字幕版でお聞きいただきたいポイントです。
ボーディー・ルック/リズ・アーメッド
もともとは銀河帝国に所属するパイロットでしたが、ゲイレン・アーソに説得され反乱軍へメッセージを届ける重要な役割を担い、自らもパイロットとして任務に参加します。
ソウ・ゲレラ/フォレスト・ウィテカー
クローン対戦などで大活躍した戦士。過激な戦術で反乱軍と離れている間に満身創痍で身を隠していました。
ゲイレン・アーソともジンとも強い繋がりがあるため、ジンの考え方を変える重要な役割を担っています。
–{『ローグ・ワン』主要戦闘機の紹介(ネタバレあり)}–
※ご注意:物語には直接関係ありませんが予告編以上の情報が出ています。
お馴染みXウイング
今回も登場しましたXウイング。やはりカッコイイです。
Yウイング
まさかYウイングの活躍を見られるとは思わなかったので嬉しかったファンも多かったのではないでしょうか。
Uウイング・スターファイター
最初にジンやキャシアンが乗っていた乗り物です。兵員輸送船であるため複数人で乗りつつ援護射撃まで出来る支援船でした。
スカリフの戦いでは応援に駆け付け大活躍です!私の好みのエイリアンのビスタンが居ます。眉毛がとっても立派です。
タンティブIV
全てはここから始まりましたので、当然ローグ・ワンにも登場します。
ハンマーヘッド・コルベット
頭がハンマーみたいになっている輸送船の名前です。大活躍で興奮しました!
ウォーカー(AT-ACT)
エピソード5とかに出てくるウォーカー(AT-AT)の前身で荷物が入る部分が大きく背が高いため、その分バランスが悪いそうです。
スカウト・ウォーカー(AT-ST)
こちらはエピソード5やエピソード6でも登場していました。
TIEストライカー
帝国軍側の乗り物です。デス・トルーパーといいTIEストライカーといい初登場の人たちをどうするのかと思っていました。すごいです!
–{『ローグ・ワン』カメオ出演などマニアックな情報まとめ}–
(下に行くにつれてどんどん自信がなくなっていきます。)
グランド・モフ・ウィルハフ・ターキン(ターキン提督)
「わ!すごい!!似てる!!!」と思っていましたら、お顔はCG処理だそうです。
本当すごい世の中です・・・!
ベイル・オーガナ
レイア姫の育てのお父さんです。エピソード2・3にも登場していますので、気になる方はぜひ。
スター・ウォーズの世界の中では約20年後ですが、実際にエピソード3公開から11年経過していることもあって、素敵なオーガナ議員が見られてうれしかったです。
モン・モスマ
反乱軍の最高指導者であるモン・モスマは『エピソード6/ジェダイの帰還』に登場していました。
エピソード3で若い姿で登場するはずがカットされたとのことで、今回ようやく若きモン・モスマにお会いできました。ローグ・ワンとエピソード6は4年しか経過していないはずなんですよね。髪型や服装をグッと寄せているので似ていてビックリしました。
ジャン・ドドンナ
エピソード4にて軍事指導者として作戦などを説明していた人です。ローグ・ワンで会議などに参加していて嬉しかったです。
役者さん違うとのことですが、こちらも激似ですよね。
レッドリーダー・ゴールドリーダー
戦闘のシーンで出てきたレッドリーダーとゴールドリーダーはエピソード4当時の方々だそうです!
髪型なども寄せているせいか、昔の映像のはずなのに違和感が少ない点も感動しました。なおルーク・スカイウォーカーがエピソード4でレッド5にアサインされる理由もローグ・ワンでわかります。
ドクター・コーネリアス・エヴァザンとポンダ・バーバ
ジンが街中でぶつかる2人組です。アゴがお尻みたいな方がポンダ・バーバで、ドクターエヴァザンはエピソード4でオビ=ワンにチョメチョメされる人です。
アーソさんちのブルー・ミルク
もろにファンサービスシーンでしたね!スカイウォーカーさんちは半透明の乳白色なボトルでしたが、アーソさんちは透明で蓋つきのボトルにブルー・ミルクを入れていました。
先日友人に聞いて驚愕したのですがエピソード4で登場するバンサ(モサモサの象みたいな大きい生き物)のお乳だそうです。
なお、ブルー・ミルクはエピソード4だけでなくエピソード2にも登場します。
GNKパワー・ドロイド(ゴンク)
※画像の右側。左側はジャワです。
ジンがヤヴィン4に初めて到着してすぐに画面左半分あたりを奥からガコガコ歩いていく姿を見つけました。なんだかんだエピソード1,4,5,6,7,に登場しています。
Rシリーズドロイド
R2-D2だけでなくシルバーぽいもの、レッド、オレンジを見かけました。公開前から紹介されている帝国軍側の黒いRシリーズはスカリフの中で一瞬映るだけでしょうかね。見つかったような、見つかっていないような感じです。
またR5-D4かしら?エピソード4で頭が爆発していたドロイドと同じようなカラーリングのR5が、GNKが去ったあと右側から左側に向って移動していました。
RA-7シリーズ(虫みたいなゴーグルのドロイド)
シルバー:ジェダの町中、2回出てくるのでこれはすぐにわかると思います。
エピソード4でジャワのサンドクローラーに居たのは3B6-RA-7というモデルで、黒い塗装を剥がされてしまったらしいので別ドロイドかも知れません。
ブラック:スカリフのシタデル・タワー内に潜入してすぐあたりで話していたドロイドです。こちらは初登場のものだと思いますが同じRA-7シリーズのようでした。
ヴァイパー・プローブ・ドロイド
別名:インペリアル・プローブ・ドロイド/プロボット
ジェダの街中をジンとキャシアンが通る際、右側後ろの方からフワ~と飛んで行きます。脱走したパイロットを探すために偵察していたんでしょうか。
マウスドロイド
※上の台形のドロイドです。
スカリフのシタデル・タワーの中でストームトルーパーの近くをチョロチョロと動いています。エピソード3~6に登場するため、当然といえば当然かも知れません。
ゴースト
この宇宙船知らないなぁって思っていたらアニメシリーズの「スター・ウォーズ 反乱者たち」で出てくる宇宙船なんですね!
かなりチラリとしか映っていないのですが予告編でも確認できました。
友人に聞いた話で、私はチェックできていませんが、パイロットのヘラ・シンデューラに対し応答を求めるアナウンスがあったそうです。
C1-10P“チョッパー”
わりと最後の方のシーンで登場です。モン・モスマのところに慌てて報告しに来たシーンで画面の左側をスイーッと走っています。
ちょっとずんぐりむっくりな形がすごくカワイイです!こちらもアニメシリーズに出てくる人気ドロイドです。
トゥイレック(種族の名前)
踊り子ウーラのようなホログラムがあったのと、激ヤセのトゥイレックがソウ・ゲレラのアジトに居ました。
そのトゥイレックはビーザー・フォーチュナさんと言うそうで、ジャバ・ザ・ハットのお付きの人でお馴染みのビブ・フォーチュナさんに最高に似ています。フォーチュナさんたちはピンクで垂れた部分の片方を肩にかけています。
バクタ・タンク
ローグ・ワンでベイダー卿がお風呂に入っているシーンがありましたが、エピソード5でルークも使っていたバクタ・タンクという治療用のものかと思います。
ルークさんは中身が丸見えでしたが、乳白色で驚きました。効きそうです。
レイマス・アンティリーズ
オーガナ議員がモン・モスマと会話の後に「アンティリーズ、任務を頼みたい」的なことを言っていたのは恐らくこちらの方のアンティリーズさんです。
エピソード3でC-3POとR2-D2を預かって、エピソード4でダースベイダーに首を絞められている人です。
おなじくエピソード4でR2たちの最後の主人がアンティリーズさんと言っていましたし、エピソード3でC-3POの記憶を消すよう言われていたのもそうです。本作では最後の最後にも登場していた人でしょうか。
やたら生命力が強く何気に活躍しているウェッジ・アンティリーズさんも一瞬映っていたような気がしたのですが、こちらは気のせいでしたかね。
ウェッジさんはエピソード4~6に登場し、エピソード5でローグ中隊のリーダーをルークが、エピソード6ではウェッジさんがリーダーを務めました。
もしかしてスカリアー?
(どんどん自信がなくなり最終的に「もしや?」という項目です。これらの項目はソフトが発売されて一時停止しないと分からなさそうです。)
詳しいタイミングをメモし忘れてしまったのですが、少なくとも最初にジェダに上陸してジン・キャシアン・K-2で話していた部分ではなくもう少し後です。
画面左側で山肌をスススッと上りつつ「キー」みたいな鳴き声をあげた子が、もしかしてエピソード4などにも出ているスカリアーじゃないかしら?って思っております。コマ送りしたいです。
もしかしてジャワ?
キャシアンが仲間のスパイに会いに行くシーンで画面右側にフードをかぶって目が黄色く光っているエイリアン居ましたよね。
希望もあるのですが、もしかしてジャワではないかしら!?と思っております。どうでしょう。
もしかしてトーントーン人形?
これも速すぎて何回見直してもどうか分からないのですが、白っぽくて角がありそうというところから、ジンの幼少期のオモチャにトーントーンのぬいぐるみ混ざってそうな気がします。(ベッドの上)
ワンパかも知れませんし、全然関係ないかも知れませんが、どうせならトーントーンのぬいぐるみが欲しいです。
※トーントーンとワンパはエピソード5に登場するホスの惑星の生物です。
あと、落としてしまった木製で手足プラプラのストームトルーパーの人形が本当にかわいかったですよね!販売して欲しいところです。
最後に
(C)Lucasfilm 2016
長々とお付き合いいただきありがとうございました。途中からカメオ出演を探すのに夢中になってしまいましたが、オススメして観てくれた友人たちにも大好評の映画です。
カメオ出演に関しては一瞬しか出てこないので4回ほど観に行ってチェックしてみましたが、つい本題に熱中して見間違えている可能性もありますし、私が見つけていないカメオ出演がまだまだ沢山あるかもしれません。
Twitterなどで教えていただけたらうれしいです!
この記事を書いていたら現地時間で2016年12月27日 午前8時55分にアメリカ・ロサンゼルスでレイア姫(レイア・オーガナ将軍)役のキャリー・フィッシャーさんが亡くなったと報じられました。
心臓発作から体調を持ち直したと聞いて安心していた矢先の突然の訃報に、悲しさで言葉が見つかりません。
キャリー・フィッシャーさんが安らかな旅立ちでありますよう、心から哀悼の意を表します。
Carry, may the force be with you.
(文:じぇみ じぇみ子)