世界に向けて発信!『GANTZ:O』初日舞台挨拶

INTERVIEW
cinemas_yakumo_vol-81

はじめましての方もそうでない方もこんにちは。

八雲ふみねです。

01

現在、第29回東京国際映画祭が開催中。
六本木は賑やかです!

さて。

八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.81

今回は…。
東京国際映画祭でも上映された映画『GANTZ:O』、その初日舞台挨拶の模様をお届けします。

 


 

02

地下鉄で起こった事件に巻き込まれ、命を落とした高校生の加藤勝。
しかし次の瞬間、見知らぬマンションの一室にいた。
そこで出会ったのが、ガンツの東京チームのメンバー。
彼らとともに大阪の街へ転送された加藤は、曲者ぞろいの大阪チームと遭遇。
妖怪型星人軍団との戦闘など様々な事態に翻弄されながらも、生き延びるために自ら闘いの先頭に立つ…。

奥浩哉の大ヒットコミック「GANTZ」をフル3DCGでアニメーション映画化した本作。
原作の中でも特に人気の高い「大阪篇」をもとに、東京と大阪のガンツチームが繰り広げる妖怪軍団との激しいバトルは迫力満点!
総監督を務めるのは「TIGER&BUNNY」「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」のさとうけいいち。
監督は「APPLESEED」のCGディレクター・川村泰が務め、リアルな世界観を構築しています。

『GANTZ:O』初日舞台挨拶には、小野大輔さん、M・A・Oさん、郭智博さん、池田秀一さん、さとうけいいち総監督、川村泰監督が登壇。
八雲ふみねが司会を務め、GANTZ愛あふれるトークを繰り広げました。

–{キャスト・スタッフが語る、GANTZワールドとは。}–

0300

主人公・加藤勝を演じた小野大輔さんは「『大阪編』を映画化すると聞いた時、いち『GANTZ』ファンとして、ありがとうと思いました。3DCGアニメーションということで完成した作品の予測がつかなかったんですけど、実際に完成したものを観た時に、俺たちの好きなGANTZがここにある!と思って嬉しかったです」と、しみじみ。
山崎杏役のM・A・Oさんも「自分が出演しているにもかかわらず、観終わった後、しばらく言葉を失うほどの迫力で…。とても素敵な作品に仕上がったと胸を張って言えます」と、自信の程を覗かせます。
小野さんの「俺たちのGANTZ…」、分かるなぁ〜。
私も連載当時から毎週楽しみに読んでたので、本作を観た時「これぞGANTZだっ!!!」と、コーフンしました。

それぞれ演じたキャラクターについてコメントして下さったのは、西丈一郎役の郭智博さんと鈴木良一役の池田秀一さん。
「自分とキャラクターの共通点…。性格が屈折しているトコロですかね」と自虐的なコメントで観客の笑いを誘えば、池田さんも「普段は頼もしいキャラクターを演じることが多いのですが、今回は小市民的なおじさん役。とても新鮮でした」と、笑顔。
普段とは違った役どころを演じるのは、役者さんにとってはこのうえなく面白いものなんでしょうね〜。

さて、映像のクオリティの高さは折り紙付きの本作。
両監督のこだわりは…。

「最初に加藤が転送されるシーンとZガンの描写」と答えてくださったのは、川村泰監督。
そして「道頓堀の明るさです。ロケハンに行った時は夏だったんですが、作品の設定は冬。冬の光をいかに表現するか、こだわりました」とは、さとう監督。
そう、ミナミのネオンって年中同じのようで季節によって微妙に違うんですよね〜。
そんな細部にまでこだわってらっしゃったとは、大阪人の私としては大感激です!

…と、各々のGANTZ愛あふれるトークを展開していると、さらなるGANTZ応援団が登場!

そのメンバーとは…。

–{最強のラスボス、ぬらりひょんを倒す方法は?}–

0400

登場したのは、橋本マナミさん、GENKINGさん、そしてリオ五輪レスリング女子48キロ級金メダリストの登坂絵莉さん!
セクシー系、クール系、アスリート系と、それぞれ趣向を凝らしたGANTZファッションが魅力的です!
そんな中、金メダルを手に登壇した登坂さんは、本作を鑑賞しながらアスリート魂がウズウズしたようで「ぬらりひょんと闘ってみたい」と、衝撃のコメント。

 

 

0500

最終形態となったぬらりひょんは、かなり強いんですよ。
さすがの登坂選手も厳しいのでは…、と思ったら。
「ぬらりひょんは意外と棒立ちの時が多いんですよ。私のタックルなら簡単に倒せると思います」と、早くも勝利宣言。
聞けばアクションシーンは、どうやったら相手を倒すことが出来るか、常に分析しながらご覧になっているとのこと。
きっと、こうした日頃からの鍛錬が金メダルへとつながるのでしょうね〜。
さすが達人!

東京国際映画祭では、一夜限りで英語吹替え版も特別上映された『GANTZ:O』。
ヒロイン山崎杏の声を務めるのは、河北麻友子さん。
日本が誇るジャパニメーション、これがきっかけで海外での上映につながるといいですね。

 


 

それではまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。

 

 

 

06

GANTZ:O
2016年10月14日から全国ロードショー
原作:奥浩哉
総監督:さとうけいいち
監督:川村泰
脚本:黒岩勉
キャスト:小野大輔、M・A・O、郭智博、早見沙織、池田秀一、ケンドーコバヤシ、レイザーラモンHG、レイザーラモンRG、津嘉山正種、小野坂昌也、津田健次郎、小川輝晃、梶裕貴 ほか
©奥浩哉/集英社・「GANTZ:O」製作委員会

 

 

 

八雲ふみね fumine yakumo

八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。
八雲ふみね公式サイト yakumox.com