スティーブン・スピルバーグ監督の最新SFファンタジー映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』の日本公開日が決定、あわせて特報映像も解禁となった。さらに、本作のワールドプレミアが行われたカンヌ国際映画祭の現地の様子もシネマズに到着した。
少女と心優しい巨人の奇妙な友情物語
物語の舞台はロンドン、児童養護施設に暮らす好奇心旺盛な少女ソフィー(ルビー・バーンヒル)は、真夜中に窓から入ってきた “巨大な手”に持ち上げられ、突如「巨人の国」に連れて行かれてしまう。ソフィーを連れ去ったのは、夜ごと子どもたちに「夢」を届ける、やさしい巨人BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント。ひとりぼっちだったソフィーは、巨人だけど孤独なBFG と心を通わせ、奇妙な友情と信頼関係を育んでいく――
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映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は『チャーリーとチョコレート工場』の原作者、ロアルド・ダールによる児童小説「The BFG」(邦題:オ・ヤサシ巨人BFG)をスティーブン・スピルバーグ監督が実写映画化する作品。少女と“やさしい巨人”の心温まる友情と奇想天外なアドベンチャーを映像化する。
やさしい巨人BFG役を演じるのは、スピルバーグ監督作品『ブリッジ・オブ・スパイ』で今年アカデミー助演男優賞に輝いたマーク・ライランス。好奇心旺盛な少女・ソフィー役を、オーディションで大抜擢された新鋭ルビー・バーンヒルが演じる。
このたび本作の日本公開日が2016年9月17日に決定し、特報映像が解禁となった。
特報映像は、ルビー・バーンヒル演じる少女ソフィーが、巨人BFGに出会う瞬間が描かれ、あらたな物語のはじまりに思わず心踊るものとなっている。
–{カンヌ国際映画祭からの生レポート到着}–
そして、本作は、カンヌ国際映画祭にて現地時間5月14日(土)にワールドプレミア上映され、スピルバーグ監督や主演のマーク・ライランスら、豪華ゲストたちが華やかなレッドカーペットに登場した。
スピルバーグ監督は近年シリアスな作品を撮り続けている中でファンタジー作品を選んだことについて「想像の中の世界をストーリーとして語るということをしてみたかったんだ。歴史的な映画を作るとき、歴史の事実を正しく伝えるためにこのような想像力は横におかなければならない。しかし、今回の作品はそういう規制がなく、自由な形で展開できた。若いフィルム・メーカーに戻ったような気持ちになったね」と34年前にメガホンを取った『E.T.』を思い起こすフレッシュな気持ちで挑んだ作品であると述べた。
また、今作のような素晴らしい作品を撮り続けることについて「僕はいつも良いストーリーを追い求めているんだよ。ときには子供達の顔を見てピンとくることもある。僕はまさにこの『BFG』の原作を子供達のために読んであげていたんだ。そのときに子供達の反応でよくわかるんだよ。この物語は子供達の心をしっかりと掴む美しい物語だから、原作の世界をもっと広げられると思ったんだよ」と名作を生み出す秘訣は意外にもありふれた日常の一コマにあると語った。
スピルバーグが認めた“奇跡の新人”ルビー・バーンヒルは人生で初めての報道陣を前にやや緊張した面持ちをみせるも「今回の映画は初めての大作です。子供のTVショー番組にでたことはありましたが、今回は本当に夢のような経験をしました。今、こうしてカンヌ国際映画祭に来ているなんて、すごい経験だと思います。やったー!って感じ」と自ら小さなガッツポーズをし周りの拍手を誘うと共に天真爛漫な笑顔を見せ、照れながらもしっかりとコメント。隣に座るスピルバーグ監督はルビーの頭を撫で、温かく微笑ましい会見となった。
映画『BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアント』は2016年9月17日(土)全国ロードショー。
Photo:CANAL+ / ORANGE / AFFIF
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