末次由紀による同名マンガを、広瀬すず主演で実写映画化する2部作の前編にあたる映画『ちはやふる -上の句-』が2016年3月19日より公開となる。
競技かるたに情熱を注ぐ高校生達の物語『ちはやふる』
綾瀬千早(広瀬すず)、真島太一(野村周平)、綿谷新(真剣佑)の3人は幼なじみ。新に教わった競技かるたでいつも一緒に遊んでいた。そして千早は新の競技かるたに懸ける情熱に、夢を持つということを教えてもらった。そんな矢先、家の事情で新が故郷へ戻り、はなればなれになってしまう。高校生になった千早は、新に会いたい一心で競技かるた部創設を決意、高校で再会した太一とともに、部員集めに奔走、なんとか5名の部員を集め、創部に成功する。初心者もいる弱小チームながら、全国大会を目指して練習に励み、東京都予選に臨む千早たち。瑞沢高校かるた部の、まぶしいほどに一途な想いと情熱が交錯する、熱い夏が来る――
映画『ちはやふる -上の句-』は、末次由紀による同名マンガを実写映画化する作品で、競技かるたに情熱を注ぐ、高校生を描いた青春群像劇。2部作連続で公開され、本作はその前編にあたる。メガホンを取るのは、『タイヨウのうた』『カノジョは嘘を愛しすぎてる』など青春映画に定評のある小泉徳宏監督。
原作のマンガは、2009年第2回マンガ大賞受賞、2010年「このマンガがすごい!オンナ編」第1位獲得、2011年第35回講談社漫画賞少女部門受賞など数々の華々しい受賞歴を持ち、シリーズ累計発行部数1,500万部突破するなど、記録的な人気を誇っている。
主人公の千早を、映画『海街diary』など話題作に出演し、数々のCM出演などをこなす、今最も旬な若手女優・広瀬すずが演じる。広瀬すずは本作が映画初主演作品となる。また、千早に好意を抱く幼なじみ・真島太一を、野村周平が演じる。
本作では、2014年末から大オーディションを敢行。800名以上の若手俳優達の中から、綿矢新、上白石萌音、矢本悠馬、森永悠希、清水尋也といった次世代を担う若手俳優達が、オーディションを経て、本作への出演が決定、その演技に注目が集まる。
さらに、千早の永遠のライバル、最強のかるたクイーン・若宮詩暢役を、実力派若手女優・松岡茉優が演じ、そのほかには千早が通う瑞沢高校教諭役に松田美由紀、千早の百人一首の師匠・原田役に國村隼とベテラン俳優陣が脇を固める。そして主題歌には、原作の大ファンだというPerfumeが、本作のために新曲「FLASH」書き下ろした。
–{「ちはやふる」の意味とは?}–
タイトルになっている「ちはやふる」とは、百人一首の中の一句で、1200年前稀代の歌人・在原業平が禁じられた恋の相手を想って詠んだとされる「ちはやぶる神代も聞かず竜田川、唐紅に水くくるとは」が元になっている。この歌には「私の燃える想いが、激しい水の流れを真っ赤に染め上げてしまうほど、今でもあなたを愛しています」という意味が込められており、“ちはやぶる”とは “勢いの強いさま”という意味だが、その強い勢いが一点に集中している状態を表し、“神”の枕詞として使われている。まさに主人公・千早を表現した、作品を象徴する歌となっている。
映画『ちはやふる -上の句-』は2016年3月19日より、『ちはやふる -下の句-』が2016年4月29日より、全国東宝系にてロードショー。
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(C)2016 映画「ちはやふる」製作委員会(C)末次由紀/講談社
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