はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
八雲ふみねです。
珍しく、キチンと紺色のスーツ姿。
…と、申しますのは。
恩師財団母子愛育会協力 映画『母と暮せば』チャリティ試写会にて司会を務めさせていただきました。
映画『母と暮せば』は、長崎を舞台に、助産婦として働く女性と原爆で亡くなった息子が繰り広げるファンタジー。
広島を舞台に描いた『父と暮せば』の対になる作品を書きたい。
そう願いながらも叶わなかった井上ひさしさんの想いを山田洋次監督が継ぎ、映画化と相成りました。
母親・伸子役には吉永小百合、息子・浩二役には二宮和也。
ほか、浩二の恋人・町子役に黒木華、町子の同僚・黒田役に浅野忠信、何かと伸子の世話を焼く上海のおじさんに加藤健一と、実力派キャストが顔を揃えています。
志半ばで若くして命を失ってしまった息子と遺された母親。
ふたりの儚くもやさしい日々を通して、戦争のあとに残された人たちの苦しみ、悲しみが深く心に響く作品となっています。
チャリティ試写会には、吉永小百合さんと山田洋次監督が出席。
そして、恩賜財団母子愛育会総裁の秋篠宮妃殿下がご臨席、本作をご高覧になりました。
上映前の秋篠宮妃殿下と山田洋次監督。
会場内は、とても穏やかで温かな空気に包まれていました。
上映終了後の吉永小百合さんと山田洋次監督。
「とても丁寧に映画をご覧になって下さり、嬉しかったです」と、妃殿下のご様子をお話してくださいました。
50年以上にわたり家族の絆を描いてきた山田洋次監督が贈る、母子の感動の物語。
映画『母と暮せば』は、現在大ヒット公開中です。
さて。
八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.45
今回は…。
2015年も残りわずか。
八雲ふみねも映画館に足を運びたい、『母と暮せば』+ アルファ !
気になる年末ムービーを2作品ご紹介します。
–{2015年大豊作だったスパイ映画、ラストを飾るのはシリーズ最新作!}–
007 スペクター
2015年12月4日から全国ロードショー
監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ、クリストフ・ワルツ、レア・セドゥー、レイフ・ファインズ、モニカ・ベルッチ、ナオミ・ハリス ほか
SPECTRE © 2015 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc., Danjaq, LLC and Columbia Pictures Industries, Inc. All rights reserved
振り返ってみれば、2015年はスパイ映画の当たり年でしたね。
早くも続編が気になる『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』、
『キック・アス』の原作者&監督コンビによる『キングスマン』、
セクシーな最強スパイコンビの活躍を描いた『コードネーム U.N.C.L.E.』などなど…。
豊作続きの今年公開のスパイ映画、最後を飾るのが『007 スペクター』。
人気スパイアクション『007』シリーズ第24弾。
「スカイフォール」で焼け残った写真を受け取ったジェームズ・ボンドは、そこに隠された謎を追ってメキシコ、ローマへ…。
前作『007 スカイフォール』で初めて描かれた、ボンドの幼少時代。
今作ではさらにボンドの記憶の奥底に踏み込み、過去の因縁が明らかに。
何がスゴイって、やはりジェームズ・ボンドを演じるダニエル・クレイグ。
彼にとっては4度目のボンド役。
身のこなしはよりシャープで、スタイリッシュ。
アクションシーンはキレッキレ。
特に走るシーンは、言葉にならない美しさ。
これだけ激しいアクションをこなしているのは、歴代ボンドの中でもナンバー1ではないでしょうか。
そしてなんと言っても、あの均整の取れた肉体美。
トム・フォードのスーツをサラリと着こなすクレイグ様、溜息がこぼれます!
ハッキリ言いましょう。
これは、シリーズ最高傑作!
クレイグ版ボンドの集大成とも呼べる作品。
観なきゃ損!ですよ~。
–{SF映画の金字塔、その新3部作がいよいよベールを脱ぐ!}–
スターウォーズ フォースの覚醒
2015年12月18日18:30 全国全国一斉公開
監督:J・J・エイブラムス
出演:ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボヤーガ ほか
©2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved
2015年元旦、『スターウォーズ』シリーズ最新作の邦題が発表され、<STAR WARS YEAR>の幕開けに心躍らせた方も多かったのではないでしょうか。
ついに、ついにやって来ましたね〜。
ジョージ・ルーカスとスティーブン・スピルバーグが生んだSF映画の金字塔『スターウォーズ』シリーズ<新3部作>。
本作の舞台は、オリジナル3部作の最終章『エピソード6/ジェダイの帰還』から約30年後。
フォースを巡る新しい家族の愛と喪失の物語が展開します。
家族を知らず砂漠の惑星で孤独に生きるヒロイン、レイ。
新型ドロイドのBB-8、戦うことに疑問を抱く兵士フィン、フォースの暗黒面の担い手カイロ・レンらと出会うことで、彼女の運命は銀河の命運を賭けた戦いの渦中へと導かれていく…。
マーク・ハミル、ハリソン・フォード、キャリー・フィッシャーら、オリジナル3部作のメインキャストももちろん登場。
さらに新キャラクターとして初お目見えするのが、
レイ役に、デイジー・リドリー
フィン役に、ジョン・ボヤーガ、
カイロ・レン役に、アダム・ドライバー。
彼らがどんな<新たなる3部作>を紡ぎ出してくれるのか、気になりますね。
ところで、あまりにもベールに包まれすぎている本作。
憶測が憶測を呼んで、もはや大変なコトになっています。
果たして、
レイア姫はジェダイになるのか???
ハリソン・フォードが撮影中に骨折したというコトは、それほどハードなアクションシーンを見せてくれるというコト???
ルーク・スカイウォーカーも父アナキンのようにダークサイドに身を転じるの???
そして、
ダース・ベイダーは復活するの????
新たなる伝説、映画館で目撃しましょう!
それではまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。
母と暮せば
2015年12月12日から丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
監督:山田洋次
出演:吉永小百合、二宮和也、黒木華、浅野忠信、加藤健一 ほか
©2015「母と暮せば」製作委員会
八雲ふみね fumine yakumo
大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。