人気の映画・ドラマのロケ地となった地域から55団体が東京に集まり、世界に誇るご当地グルメや特産品の紹介・販売を通して自分の街をアピールするべく今年8月に開催された「全国ふるさと甲子園 第1弾ロケ地&ご当地グルメ編( http://furusato-koshien.jp/ )」で、見事4位に輝き副賞としてシネマズによる地域取材権が進呈された愛知県蒲郡市。
というわけで、2015年11月7日と11月8日の2日間にわたって蒲郡市で開催された「第5回全国ご当地うどんサミット2015 in 蒲郡」実際に取材に行ってきました。
蒲郡市で2度目の開催! 来場者数41,000人!!
「全国ふるさと甲子園」でも振る舞われていた「ガマゴリうどん」がきっかけとなり、2014年から蒲郡市で開催され、今年は11月7日と11月8日の2日間に渡って開催されました。
来場者数は1日目が22,000人、 2日目が19,000人となり、 合計で41,000人の大盛況なイベントとなり、ピーク時には用意されていた飲食スペースに人が溢れかえるほどの盛り上がりを見せていました。
実際にうどんを食べながらブース紹介
ここからは筆者が実際に会場で食べたうどんを紹介しながらイベントの様子をお伝えします。
愛知県蒲郡市「ガマゴリうどん」
まずは蒲郡に来たからには食べておかないとということで、ご当地「ガマゴリうどん」から。
愛知が漁獲高で全国一位を誇り、蒲郡市の特産品でもあるアサリの出汁が特徴で、ほかにもワカメを盛り込むなど地元・三河湾の海の幸が凝縮されているそうです。
ちなみに、2013年に滋賀県東近江市で開催された第3回うどんサミットでは優勝した実績も持っています。
実際に食べてみると、口に含んだ瞬間に広がるアサリの優しいあっさりとした味わいが印象的でした。
新潟県十日町 越後サラダうどん
カルシウムがほうれんそうの57倍、ビタミンB1がレタスの25倍、βカロテンが人参の2倍という栄養価を持つ、新潟県十日町市名産の多年生植物「苧(からむし)」を練り込んだうどんが最大の特徴なんだとか。
国内のみならず海外のイベントにも積極的に出店し高い人気を博しているそうです。
実際に食べてみるとクセのないうどんがもっちりとしていて、喉越しもよく美味しくいただけました。
沖縄県浦添市 万国津梁ティーダそば
あっさりとした豚骨ベースの出汁と、上品なカツオ節の出汁が効いたWスープが特徴の一杯。
うどん自体には、もち粉を使用することで、うどんでありながら沖縄そばに近い食感もポイントだそうです。
食べた感想としては、全く違和感なく普通に沖縄そばとして美味しかったです!!
–{そして優勝は?}–
北海道札幌市の「北海道純雪うどん」が優勝!!
二日間に渡って開催された「第5回全国ご当地うどんサミット2015 in 蒲郡」には、北海道から沖縄まで全国から大会史上最多となる28の団体が出店していました。
順位は来場者の投票により決定され、投票総数30,832票の集計の結果、北海道札幌市の「純雪うどん」が2942票を獲得し5代目のグランプリに輝きました。
ちなみに、筆者は食べるのを忘れてました…。
そのほか入賞団体は以下の通りです。
第2位 愛知県名古屋市 金鯱カレーきしめん 2,496票
第3位 東京都世田谷区 武蔵野うどん 2,061票
第4位 滋賀県近江八幡市 近江牛うどん 1,822票
第5位 愛媛県松山市 三津浜焼き 1,808票
今回の出店されていたうどんの詳細などは公式サイトも合わせてご覧ください。
リンク:http://udon-summit.jimdo.com/
というわけで、筆者としては初めて参加した「うどんサミット」だったのですが、想像以上に家族やカップル、友人同士などの来場者が多く、それぞれが好みのうどんや食べた感想などを熱く語り合っている様子が会場のあちこちで見受けられたのがとても印象的でした。
身近な料理である「うどん」だからこそ年齢性別を問わずに広く楽しんでもらえたんだろうなと感じるとともに、映画ロケがきっかけで生まれた「ガマゴリうどん」を一過性のものにせずに全国のうどんが美味しい地域を巻き込むことで上手く地元活性につなげている主催者の皆さんの熱意や工夫も大変興味深かったです。
なお、次回2016年の「うどんサミット」も蒲郡市で開催されることが決定したようなので、今後の展開も楽しみに見守りたいと思います。
(取材/岡部照将)