島崎遥香、これぞ女優魂!『劇場霊』初日舞台挨拶

INTERVIEW

 

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はじめましての方もそうでない方もこんにちは。

八雲ふみねです。

 

 

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明日から12月。
2015年も残りわずかですね〜。

 

 

さて。

 

 

八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.43

 

 

今回は…。

 

 

『劇場霊』初日舞台挨拶の模様をお届けします。

 


 

 

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若さを保つため、少女の生き血を浴びていた女貴族の生涯を描く舞台に出演することになった、若手女優・水樹沙羅。
小道具として使われる球体関節人形が持ち込まれたことをきっかけに、女性スタッフの変死など劇場内に異変が起こり始める。
主演を務めるはずだった女優も転落事故で意識不明の重体に陥ってしまい、代役として沙羅が主演を務めることに。
しかしある日、舞台上で人形が動き出すのを目撃。
美術スタッフの和泉と共に、真相究明に乗り出す…。

『女優霊』で監督デビュー後、『リング』『仄暗い水の底から』『クロユリ団地』といった様々な恐怖映画を世に送り出してきた中田秀夫監督の最新作は、閉ざされた劇場を舞台に描くホラー映画。
突如現れる恐怖に襲われ、逃げまどう女優たちの戦慄を描いた本作。
フルスピードで駆け抜ける展開で、まさにジェット・コースター感覚で楽しめる映画です。
主演は本作が映画単独初主演となる、島崎遥香(AKB48)。
ほか、足立梨花、高田里穂、町田啓太(劇団EXILE)など、若手俳優たちの共演も大きな見どころ。
Jホラー誕生から20年。
新たな恐怖が、世界中を震撼させます。

 

11月21日公開当日、『劇場霊』初日舞台挨拶が行われ、島崎遥香さん、足立梨花さん、高田里穂さん、町田啓太さん、小市慢太郎さん、中田秀夫監督が登壇。
私、八雲ふみねが、司会を務めました。

 

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–{女優3人が着た赤いドレスの秘密とは?}–

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水樹沙羅役、島崎遥香さん。
「主演ということで、気合いが入ってます!」と、ご挨拶。

撮影現場を振り返るトークパートでは、
「中田監督はいつもタオルを頭に巻いていて、それが靴の色と一緒だったんですけど…。合わせてたんですか?」と、鋭い一面も…。

ちなみに中田監督によると、

撮影が盛りだくさんの時は、黄色。
かなりスケジュールが押している時は、赤、だと鮮やかすぎるので、ピンク。
順調な時は、青や緑。

…といった具合に、タオルとスニーカーのカラーチェンジしていたとのコト。

誰も気付かなかった中田監督のサインをしっかり見抜いていたとは。
さすが、島崎さん!

 

 

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沙羅の親友でライバルでもある若手女優・野村香織役、足立梨花さん。

中田監督が「太陽の子」と評するとおり、いつお会いしても明るくて爽やか。
本作の撮影現場は同世代の女優さんが多かったため、撮影の合間は女子トークで盛り上がっていたとか。
「映画の中では女優たちの足の引っ張り合いも見どころなんですが、裏では仲良しだったんですよ」と、笑顔。

 

 

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沙羅のライバルで売れっ子人気女優の篠原葵役、高田里穂さん。
葵役はクールビューティーな印象ですが、とてもほっこりとした可愛らしい方です。
劇中では島崎さん、足立さん、高田さん3人が同じ衣装を着るシーンがあります。
「とても豪華なドレスで、着るのに20〜30分かかるんです。剣さばきもコツが必要で…。」と、裏話を披露。

 

 

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一見、同じように見える真っ赤な劇中ドレス。
実は、3人それぞれのサイズに合わせて製作されているんですって。
しかも、身につけているアクセサリーがそれぞれ違うんです。
気付かなかった方、是非もう一度映画館でチェックしてみて下さい!

 

–{鬼才・中田秀夫監督の素顔をキャスト陣が暴く?!}–

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沙羅と共に恐怖の真相を追う美術スタッフ・和泉役、町田啓太さん。
劇中では爽やかイケメンキャラを熱演していますが、
「女性が多い現場だったので、僕は一人でいることが多くて。ちょっと寂しかったなぁ…」とコメント。
「でも気付くと、中田監督はサラッと女子トークに混じっているんですよ!!!」

…と、中田監督が意外にも乙男(オトメン)である事実が発覚。
会場騒然!でしたよ〜。

 

 

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クセのある気鋭の演出家・錦野豪太役、小市慢太郎さん。
普段は穏やかでダンディな小市さん、しかし本作では…。
俳優さんって本当に化けますよね〜。

「中田監督のカットのかけ方が特徴的でしたね。『よーいスタート!』のあと『おい~』もしくは『よう~』と仰るんです(笑)このテイストが大好きでした。」と、笑顔で撮影現場を振り返って下さいました。

 

 

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メガホンを取った、中田秀夫監督。
キャスト陣が語るエピソードからは、中田監督のお茶目な人柄が伝わってきます。
「Jホラーの地平を拡大させるべく、イタリアゴシックホラーや東宝怪奇映画なども参考に本作を制作しました」と、あくなくチャレンジ精神を覗かせます。

海外の映画祭にも数多く出品され、注目度も高かった本作。
ロシア、ブルネイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、台湾、韓国、タイ、ベトナム、中国、香港の合計11か国への進出も決定。
この新感覚Jホラーが海外の人々の目にはどんな風に映るのか、期待大ですね。

 

 

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お客様が手にしているのは、手がデザインされた仮面。
本作のポスタービジュアルと同じものですね。
『劇場霊』の世界観を堪能しながらのフォトセッションとなりました。

さて、ニュース等でご存知の方も多いと思いますが、
主演の島崎遥香さんは前日からの体調不良により、当初予定していたMOVIXさいたま、MOVIX亀有での舞台挨拶は欠席。
新宿ピカデリーのみの出席となりました。
決して万全の体調というワケではなかったにもかかわらず、笑顔を浮かべ登壇した島崎さん。
その姿は最初の御挨拶どおり、「気合い」が伝わってきます。
フォトセッション時、司会の立ち位置から見える彼女は、小さな体から放つオーラが一際眩く、これぞ女優魂!といった印象を受けました。

そして、MOVIXさいたま、MOVIX亀有での舞台挨拶を共に盛り上げて下さった、足立梨花さん、高田里穂さん、町田啓太さん、中田秀夫監督。
本当にありがとうございました!

 


 

 

それではまた次回、お会いしましょう。

お相手は、八雲ふみねでした。

 

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劇場霊
2015年11月21日から新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督:中田秀夫
出演:島崎遥香、足立梨花、高田里穂、町田啓太、中村育二、小市慢太郎 ほか
©2015「劇場霊」製作委員会

 

 

 

八雲ふみね fumine yakumo

八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。

八雲ふみね公式サイト yakumox.com