はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
八雲ふみねです。
いよいよ始まりますね!
第28回東京国際映画祭。
オープニング作品に、ロバート・ゼメキス監督の最高傑作とも呼べる最新作『ザ・ウォーク』。
クロージング作品に、佐藤浩市、本田翼主演の『起終点駅 ターミナル』。
他にも、アニメ「機動戦士ガンダム」の史上初の大規模特集上映、『FOUJITA』『さようなら』『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』の邦画3作品を含むコンペティションなど、
見どころたっぷり。
映画祭は敷居が高くて…。
なんて方もいらっしゃるかもしれませんが、
私が思う映画祭の魅力は、これまで自分が知らなかった映画の世界に出会えるコト。
今年の映画祭会場は、例年のTOHOシネマズ六本木ヒルズのほか、新宿エリアでは新宿ピカデリー、新宿バルト9、TOHOシネマズ新宿も加わります。
空いてる時間にフラリと映画館に立ち寄って、上映時間が合うスクリーンに飛び込んで観る…というのも、映画祭ならではの楽しみ方ではないでしょうか。
第28回東京国際映画祭は2015年10月22日から31日まで開催です。
さて。
八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.38
今回は…。
現在公開中の映画『ジョン・ウィック』で来日を果たした、キアヌ・リーブス。
ジャパン・プレミアを通じて垣間見えた彼の素顔に迫ります!
『ジョン・ウィック』は、元殺し屋の壮絶な復讐劇を描いたアクションムービー。
数々の大作映画のスタントを手がけた、チャド・スタエルスキ監督が初メガホンを取り、銃とカンフーを融合させた新たなアクションスタイル「ガンフー」を中心とした独自の世界を展開。
主演はもちろん、キアヌ・リーブス。
『マトリックス』以来の衝撃!とも呼べる、キレのあるアクションは絶品です。
すでに続編の製作も決定。
撮影食前で多忙にもかかわらず、本作のプロモーションのためにキアヌ・リーブスが来日。
八雲ふみねが司会を務めました。
大きなビジュアルの前には、ジョン・ウィックの愛車、フォード マスタングGT。
日が暮れていくなか、キアヌ・リーブスの登場をいまかいまかと待ちわびます。
いよいよ、キアヌ・リーブスが到着。
さぁ、It’s Showtime!
–{白熱のレッドカーペット!}–
写真撮影の後、テレビ各局の質問を受けるキアヌさん。
じっくり考えながら、ひとつひとつの質問に答えて下さっています。
彼の表情の豊かさに、質問を投げかけたメディアからも笑顔がこぼれます。
ファンサービスも、とても丁寧で…。
ファンの方が差し出すパンフレットやうちわを見て、にっこり笑顔。
これはメロメロになっちゃいますよね~。
64日ぶりの来日となるキアヌ・リーブスさん。
親日家のハリウッドスターの一人としても有名です。
そんなキアヌさんに日本の魅力を聞いてみると…。
「日本は光の国のよう。何処に行っても美しいし、人は優しいし。何よりも食べ物が美味しいよね!」とのコト。
そう、キアヌさんと言えば、日本のラーメン好きでも有名ですよね。
来日の度に、新たなラーメン店を開拓しているとか…。
ちなみに、この日のサウンドバイツ(レッドカーペットでのインタビュー取材)でのNGワードは「ラーメン」。
あまりにもラーメンが好きすぎて、話が長くなっちゃうからですって。
舞台挨拶では、映画の見どころをじっくりと伺いました。
本作では新技「ガンフー」が見どころのひとつですが、
カーアクションも、キアヌさんならではの見せ場。
車をドリフトさせながら銃を撃つという離れ業までやってのけています。
カースタントシーンの撮影を振り返りながら熱弁をふるっていたキアヌさん、いきなりニヤリと思い出し笑い。
そして、
「そう!この映画では“ガンフー”だけじゃなくて、“カーフー”も頑張ったよ!!!」
え、まさかのダジャレ?!
会場のお客様がどっと笑うと、快心の笑みを浮かべてらっしゃいました。
いやもう、お茶目すぎます!
–{キアヌ・リーブスも感激のスペシャル・ゲストが登場。}–
キアヌさんのお茶目ぶりは、留まるトコロを知らず。
この夜のスペシャルゲスト・柔道家の野村忠宏さんが登場。
初対面のお二人ですが、すぐに意気投合。
特に、劇中でキアヌさんが披露している柔術アクションの話になると、
お互いに身振り手振りを交えながら、技の話で盛り上がります。
その様子は、「アスリートと俳優」というより「武道に精通する者同士」として、魂のレベルで呼応し合っているかのよう。
本作の撮影のために柔道の手ほどきも受けたキアヌさんにとっては、まさに至福の時間だったのではないでしょうか。
そして「ジョン・ウィック」と刺繍された黒帯をプレゼントされると、キアヌさんのテンションもMAX!
お話されるたびに、
「アァ、ソウ!」
「フーン…」
…といった具合に、日本語で相づちを打つキアヌさん。
それがなんとも、可愛らしくもあり、愛おしくもあり。
私も司会を務めながら、キアヌさんの反応に思わず笑みがこぼれてしまうことが度々ありましたよ。
劇中でみせるクールでスタイリッシュな表情とは裏腹に、素顔はとてもソフトで気さく。
日本語の相づち、野村さんとの柔道談義、そして度重なる来日。
異なる文化を理解し、受け入れようとするキアヌさんの温かな人柄を随所で感じられるジャパンプレミアイベントとなりました。
もう、“ぼっち”なんて呼ばせないぞ!
アクションスターとしてさらに磨きがかかったキアヌ・リーブスを体感出来る映画『ジョン・ウィック』は、現在絶賛公開中です!
それはまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。
ジョン・ウィック
2015年10月16日からTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
監督:チャド・スタエルスキ
出演:キアヌ・リーブス、ウィレム・デフォー、ジョン・レグイザモ、イアン・マクシェーン、ミカエル・ニクヴィスト ほか
©Motion Picture Artwork © 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. © David Lee
八雲ふみね fumine yakumo
大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。