『武士の家計簿』の著作者でもある磯田道史の近著『無私の日本人』の一編『穀田屋十三郎』を中村義洋監督が映画化する『殿、利息でござる!』が2016年初夏に公開予定だが、同作にAKB48の岩田華怜が出演することがこのたび明らかになった。
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仙台藩の実在人物を描いた物語
今から240年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿。年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちがいた―。実在した穀田屋十三郎ら庶民9人が、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て、奔走する姿が描かれる。
岩田華怜は阿部サダヲ演じる主人公・穀田屋十三郎の娘・加世を演じる。幼い頃に母を亡くし、家業の造り酒屋を手伝ってきた加世は、事あるごとに父に反発する兄と、貧しくなる一方の宿場町を救いたい!と家を顧みずに家財整理と節約に勤しむ父との間で、気を揉みながらも、しっかりと家族を支える心やさしい娘だ。
岩田華怜の出身地も宮城県。宮城県が誇る銘菓「萩の月」のテレビCMにも出演している。
–{岩田華怜意気込みは次のページで!}–
岩田華怜のコメント
岩田華怜は劇映画は『ソロモンの偽証』に続く2作目で時代劇は初。期待と喜びのコメントは以下の通り。
地元、宮城県を舞台にしたこの記念すべき作品に関わらせて頂き本当に光栄です。
私自身、時代劇は初めてですし、日本を代表する憧れの中村義洋監督率いる中村組の皆さんとの現場に、撮影初日は極度の緊張で震えていました。初めての時代劇のカツラも新鮮でしたし、何より着物での作法が難しく、勉強になることばかりでした。
主演で父親役の阿部サダヲさんは、私にも優しく気さくに声をかけてくださって、お昼などを楽屋で一緒に食べているときも、いつも笑わせてくださいました。そんな阿部サダヲさん始め、瑛太さん、妻夫木さん他、素晴らしい方々との共演は、今の未熟な私にとって全てが勉強で、このまま、ずっと撮影が終わらなければいいなと思う撮影現場でした。
優しいスタッフ、キャストの皆さんに支えられ何とか無事に撮影を終わらせることができ、中村監督、プロデューサーの皆さんに心から感謝致しております。私の生まれ育った故郷にこんな素晴らしいお話しがあったこと、東北人として益々誇りに思いました。
完成、公開はまだ少し先ですが、今から待ち遠しいです。笑って泣いて、かっこいい男たちの物語に胸があっつぐなる!そんな愛に溢れた作品になっていると思います。
日本だけでなく、世界に誇れるこの作品「殿、利息でござる!」が、1人でも多くの人の心に届きますように。
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