2015年9月19日より公開となる映画『ヒロイン失格』のジャパン・プレミアが、東京・渋谷公会堂で行われ、主演の桐谷美玲をはじめとした主要キャストと、監督の英勉(はなぶさ・つとむ)監督らが舞台挨拶に登壇した。
人気学園ラブコメ待望の実写化作品『ヒロイン失格』
映画『ヒロイン失格』は『別冊マーガレット』にて連載され単行本は累計120万部を突破する、幸田もも子原作の人気マンガの実写映画化作品。桐谷美玲が演じる主人公・松崎はとりが、片思い中の幼なじみの同級生・寺坂利太(山﨑賢人)と、学校一のモテ男・弘光廣祐(坂口健太郎)と繰り広げる三角関係を描いた学園ラブコメとなっている。
冒頭、スクリーンに映しだされていた予告映像が終了すると、会場入口に映像が切り替わり、そこに白いリムジンが登場。
リムジンの中から山﨑賢人、坂口健太郎、そして主演の桐谷美玲が登場するサプライズで会場は一気にボルテージがあがり、大歓声の中、他の出演者とともに会場内へと入場してきました。
舞台挨拶冒頭、主人公・松崎はとりを演じた桐谷美玲は「元々原作が大好きだったので、中に出てくる変顔とかもノリノリでやりました。作品が決まる前から“私は、はとりをやるんだ!”と勝手に思っていて、4年前から準備はできていました。念願叶って嬉しいけど、大好きだと言っていた分プレッシャーも大きかったです。けれど、とにかく楽しみでしかたなかったし、実際に撮影している時も、幸せでした」と、原作からのファンであった桐谷美玲らしく、その思いを語りました。
–{ダメ男とモテ男}–
続いて挨拶した主人公・はとりが想いを寄せる幼なじみの寺坂利太役を演じた山﨑賢人は「本当にめちゃめちゃ笑えるし、キュンとすると、新しいジャンルの恋愛映画が生まれたんじゃないかと思っています」とコメント。利太と共通するところはありますか?との質問に「優柔不断な駄目なところは共通していると思います」と恥ずかしそうに答えた。
学校一のモテ男・弘光廣祐役を演じた坂口健太郎は、劇中での廣祐のモテぶりについて何か参考にしたいところがあるかと聞かれ「プライベートで取り入れちゃうと、ちょっとかっこよすぎるけど、ちょっと勉強したいなと思います。廣祐の感覚を自然に出せるようにしたいなと」と語ると会場からも歓声が湧き上がりました。
はとりの親友・中島杏子役の福田彩乃は、挨拶の順番が回ってくると得意のニワトリのものまねを披露。「役柄はクールな役だったので、せめてここでは遊ばせてもらいたいなと思って」と照れながら語り、その後もMCの日本テレビアナウンサー・森圭介がYOUのものまねなどをふり、それに応じると会場からは大きな笑いが巻き起こりました。
–{胸キュンポイントは雨}–
はとりの恋のライバル・安達未帆役の我妻三輪子は、六角精児似という役のオファーだったことに関して「若干複雑な気持ちはあったんですけど、女優としてはおいしいなと思いました」と語り、さらに役柄のために、体重を3kgほど増やしたことを明かした。
「キュンとしすぎてキュン泣きしてしまった」と語る、廣祐の元カノ・恵美を演じた高橋メアリージュンは、坂口健太郎の印象について聞かれ「すごいさわやかで好青年で、真似をする必要もなくぴったりでした」とコメント。一番の胸キュンポイントは“雨のシーン”だとMCからの問いかけに回答した。
利太の母役を演じた濱田マリは、利太のような息子がいたらとの質問に「利太君みたいな息子がいたら“おかんうざい”って言われないように、言葉使いとか気をつけて“お母さん大好き”って言われるように、マザコンに仕上げます。他の女にとられたくない」と力を込めて語ると、会場からも思わずうなずきの声が。
学食のオヤジ役を演じた竹内力は、冒頭から変声を披露し、会場から笑いが起こると「美玲ちゃんをちゃんと見れ!」とギャグを飛ばし、さらに「美玲ちゃんは、原作のマンガのまんまそっくりの声なんだよ」というと、共演者がッコミを入れ「ツッコミを待ってた」というと、会場はさらに大きな笑いが。
本作のメガホンをとった英勉監督は「試写を観てよかったというのは大体おっさんだったので、ここにいる若いみなさんに観てもらいたいと思っていたのでハッピーです」とコメント。出演キャスト陣について聞かれると「僕なにもしなくて、みなさんにお任せしたら機嫌よくやってもらった。労せずにいいものが出来たなと思っています」と順調な撮影だったと語った。
–{だって◯◯なら愛されたい}–
桐谷「結婚するなら◯◯付き合うなら◯◯」
挨拶の後、本作になぞらえて「私“が”好きな人と、私“を”好きな人、付き合うならどっち?」という質問がされたコーナーでは、高橋メアリージュンは「昔は違ったが今は“私を好きな人”。大人になって愛されることによって愛されるなと思うようになりました」とオトナなコメントに、男性陣からは思わずうなる場面も。
さらに桐谷美玲は「結婚するなら私“を”ですが、付き合うなら私“が”好きな人がいいです。だって結婚するなら愛されたいもん」と語り、会場からは大きな拍手が巻き起こりました。
また、男性陣では山﨑賢人は「自分が本気な方がいい」、坂口健太郎は「追いかけたい」と2人とも「私“が”好きな人」を選ぶ結果となりました。
–{恋に臆病な女の子に…}–
恋をするのに臆病になっている女の子の背中を押したい
さらに、続いて行われた「今回の役柄で、利太と廣祐なら個人的にはどちらを選ぶか?」という質問のコーナーでは、桐谷美玲は利太を選び「どっちもかっこいいんですけど、廣祐君だと完璧すぎる。私もちゃんとしなきゃってなるから。かまってあげたいほうなので、ヘタレな利太のほうがいいです」と理由を語った。
また、福田彩乃は「実はどちらでも無いんです」とし「私はこの中で一番惚れたのは(竹内)力さんです。学食のオヤジは、一番すぱっとクールに登場するので、大人の男性にキュンとしました」と話すと、竹内力が思わず握手を求め「やっぱり変なおじさんがいいんですよ。ふへへへ」とコメントし、会場からは大きな笑いが。
舞台挨拶の終盤では、桐谷美玲が「本当に今まで見たことないような恋愛映画になりました。みなさんで笑って泣いてキュンとしてもらえればと思います。そして、恋をするのにちょっと臆病になっちゃっている女の子たちの背中を押せたらなと思っているので、ぜひみなさん楽しでください。ありがとうございました」と挨拶。
桐谷美玲の「ヒロイン!」の呼びかけに観客が「失格!」の合図で、会場に銀テープとともにピンクハートのバルーンが飛び出し、舞台挨拶終了となりました。
笑って泣いてキュンとする恋愛映画『ヒロイン失格』は2015年9月19日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー。
(C)2015 映画「ヒロイン失格」製作委員(c) 幸田もも子/集英社 配給:ワーナー・ブラザース映画
(取材・文/黒宮丈治)
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