映画好きの食指をそそる!? 先取り、秋シネマ

INTERVIEW
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はじめましての方もそうでない方もこんにちは。

トム・クルーズとツーショット!

八雲ふみねです。

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う~~~~~ん。

気のせいでしょうか。
トムさん、いささか胸板が薄いような…。

…というコトで。

こちらは、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』大ヒット記念イベントの模様。

 

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実は、トム・クルーズさんとダチョウ倶楽部(肥後克広さん、寺門ジモンさん、上島竜兵さん)は、同世代。
そこで、トムさんのノースタント・アクションにノースタント芸人のダチョウ倶楽部さんがチャレンジ。

 

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レベッカ・ファーガソン演じるイルサを彷彿させる“美しすぎるボクサー”高野人母美さんから足技を受けたり…。
上島さん、美女のナマ足攻撃にデレデレですよ~。

 

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6分間の潜水アクションに対抗し、水中でどれだけ息を止められるか、肥後さんがチャレンジしたり…。
ちなみに、水槽の中は熱湯ではありません…。

 

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上島さんが、あやうく高野さんとキスしそうになったり…。
肥後さんと寺門さんが本気で止めに入るシーンが、二度三度。

 

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トム・クルーズに負けず劣らず、体を張ったアクションを披露してくださいました!

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』は、大ヒット公開中です。

 

 

 

さて、2015年は秋も注目映画が目白押し。

 

 

そこで。

 

 

八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.31

 

 

今回は…。

 

 

映画ファンの食指をそそる!?

先取り、秋シネマをご紹介します。

 

–{19年の沈黙を破って…。あのバイオレンス・アクションがよみがえる!}–

 

GONINサーガ

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2015年9月26日からTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本:石井隆
出演:東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信 ほか
©2015『GONIN サーガ』製作委員会

1990年代、バイオレンス・アクション映画の傑作として国内外で高い評価を受けた映画『GONIN』。
長い沈黙を破って、続編が誕生。
佐藤浩市、本木雅弘、根津甚八、椎名桔平、竹中直人、ビートたけしという迫力ある顔ぶれに負けない今回の「GONIN」…。
東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信と、コチラも個性豊かでぶっ飛んでます!
前作に続き、石井隆監督が監督・脚本を務めるというのも、期待が高まる要素のひとつですね。

ストーリーは前作で描かれた、広域指定暴力団五誠会系大越組襲撃事件の19年後。

襲撃事件で殺された大越組の若頭・久松の遺児・勇人は、母の安恵を支えながら、真っ当な人生を歩んでいた。
ある日、19年前の事件を追うルポライターが安恵のもとに取材に現れたことから一転。
事件関係者たちの運命の歯車がきしみ始める…。

強烈な個性がぶつかり合う中でも特筆すべきは、根津甚八さん。
5年前に俳優引退を宣言した根津さんですが、本作のために一度きりの復活。
その鮮烈な姿は、俳優・根津甚八の俳優人生をスクリーンに焼きつけているようで胸にグサリと刺さります。
壮大なスケールで描く、新たな「GONIN」の伝説。
これまた傑作誕生です。

 

 

–{ドローンの実態と対テロ戦争の知られざる真実とは。}–

ドローン・オブ・ウォー

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2015年10月1日からTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国ロードショー
監督:アンドリュー・ニコル
出演:イーサン・ホーク、ブルース・グリーンウッド、ゾーイ・クラビッツ、ジェイク・アベル ほか
©2014 CLEAR SKIES NEVADA,LLC ALL RIGHTS RESERVED.

昨今、あらゆるメディアで話題となっている、無線無人機・ドローン。
災害発生地での現地調査、僻地への荷物の配送、映像撮影など、その用途は多岐にわたります。
その一方で、ホワイトハウスの敷地内や日本の首相官邸での落下事件は世界的にも大きなニュースとなり、法整備の緊急性も叫ばれています。
この映画に登場するドローンは、無人戦闘機。
2001年の9.11同時多発テロ以降、米軍が対テロ戦争の兵器として使用してきた無人戦闘機ドローンによる「現代の戦争」をリアルに映し出した問題作です。

アメリカ空軍のトミー・イーガン少佐のミッションは、ラスベガスの基地に設置されたコンテナ内で無人戦闘機ドローンを遠隔操作し、1万キロ以上離れた異国での空爆すること。
1日の任務を終えると、車でラスベガスの歓楽街を駆け抜け、愛する妻と息子が待つ家へ戻り、平和を絵に描いたような日常に戻る。
戦地に行かずして起こる現実味のない“戦争”と日常を行き来する生活から、イーガンはPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患うようになる…。

主演は『6才のボクが、大人になるまで。』でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、人気実力ともにハリウッド随一のイーサン・ホーク。
職務上の使命感と現実の狭間でさまよう“異常な日常”に、徐々に心を病んでいく主人公を生々しく体現しています。

1万キロ以上離れた異国をクリックひとつで空爆する。
まるでゲームをプレイしているようなその姿に、映画を見ている我々も、正直、これが「戦争」だという実感が湧いてこない。
しかし本作で描かれている世界こそ、現代の戦争の実態。
背筋が凍る思いがします。

 

 

–{公開中止を乗り越え、いよいよ日本上陸!}–

 

ミケランジェロ・プロジェクト

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2015年11月6日からTOHOシネマズシャンテほか全国ロードショー
監督:ジョージ・クルーニー
出演:ジョージ・クルーニー、マット・デイモン、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマン、ジャン・デュジャルダン、ケイト・ブランシェット ほか
©2013 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.

ヨーロッパ各国に侵攻したナチスドイツが歴史的に重要な美術品の略奪を繰り返していた第2次世界大戦下、 ルーズベルト大統領から建造物や美術品を保護する任務を託された美術館館長フランク・ストークス。
彼は、7人の美術専門家で構成される特殊チーム「モニュメン ツ・メン」を結成。
危険な状況下で美術品保護のための作戦を遂行していく。
ドイツで大量の美術品の隠し場所を探り当てた「モニュメンツ・メン」たち。
しかしそこには、ヒトラーから破壊指令を受けたナチが待ち受けていた。

天下の伊達オトコ、ジョージ・クルーニーが監督・脚本・主演、第二次世界大戦中の実話を映画化したサスペンス超大作。
実は本作、日本では数回にわたる延期の末、公開中止に。
この秋、ようやく公開される運びとなりました。
ジョージ・クルーニーは「史実に基づいて製作した」と話しており、その都市伝説的なストーリーは世界各国で物議を醸す対象にもなっていますが、
どこまでが事実でどこまでがフィクションか、それは神のみぞ知るトコロ?!
何よりも、マット・デイモン、ケイト・ブランシェット、ビル・マーレイ、ジョン・グッドマンといった豪華な俳優陣の顔ぶれは魅力的。
映画ファンならば抑えておきたい1本ですね。

 

 

 

それではまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。

 

 

 

 

八雲ふみね fumine yakumo

八雲ふみね

大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。

八雲ふみね公式サイト yakumox.com