柳楽優弥・瀬戸康史W主演『合葬』がモントリオール世界映画祭出品

公開情報

柳楽優弥・瀬戸康史がW主演で2015年9月26日公開予定の映画『合葬』が第39回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門に正式出品されることが決定した。同映画祭は賞を競うコンペティション部門のある映画祭としては、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭に次ぐ北米最大規模の権威ある映画祭。2015年8月27日から9月7日(現地時間)に開催され、小林達夫監督と瀬戸康史が出席予定。

杉浦日向子原作を実写化

同作は日本漫画家協会賞優秀賞を受賞した故・杉浦日向子の傑作を実写化したもので幕末の日本を描いている。小林達夫監督がメガホンを取り『天然コケッコー』『カーネーション』を手掛けた渡辺あやが脚本を担当。ほか、岡山天音・門脇麦・桜井美南・井之脇海・高山侑子・藤原令子・隆大介・飴屋法水・峯村リエ・小市慢太郎・りりィ/オダギリジョーらが出演する。2015年9月26日から全国公開予定。

最後の将軍・徳川慶喜に熱い忠誠心をも持ち、自らの意思で将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」に加わった青年・極(柳楽優弥)と、養子先から追い出され、行くあてもないままに彰義隊へ入った柾之助(瀬戸康史)、彰義隊の存在に異を唱えながらも加わらざるをえなかった悌次郎(岡山天音)の、切なく揺れ動く若き青年達の数奇な運命を描いた物語だ。

鳥羽・伏見の戦い後、将軍の警護および江戸市中の治安維持を目的として有志により結成された「彰義隊」は幕府の解体とともに反政府的な立場に追いやられてしまったため「新撰組」や「白虎隊」に比べると、これまで語られることが多くなかった。

瀬戸は海外映画祭に初参加

同映画祭はカンヌ、ベネチア、ベルリンの世界三大映画祭に次ぐ、コンペティション部門のある映画祭で北米最大規模。2015年8月27日から9月7日に開催される。本作からは小林達夫監督と瀬戸康史が出席予定で、瀬戸は海外映画祭に初参加だ。

–{柳楽優弥ら関係者のコメント}–

合葬_モントリオール世界映画祭コンペ出品決定

柳楽優弥・瀬戸康史・岡山天音・林達夫監督のコメント

柳楽優弥・瀬戸康史・岡山天音・林達夫監督のコメントは以下の通り。

柳楽優弥 / 秋津極役

今回このようなお知らせを聞く事が出来てとても光栄です。僕は舞台の稽古中の為、現地へ伺う事が出来ませんが、『合葬』に込められた想いがモントリオールの方々にどう感じて頂けるのか、とても楽しみです。

瀬戸康史 / 吉森柾之助役

小林監督、スタッフ、共演者の方々と共にリハーサルを重ね、短い期間でしたが昨年の暑い夏、妥協せず闘った作品が評価され、個人としては初の海外映画祭コンペの出品となったことを光栄に思います。まるで自身の目で見て、感じた幕末の人間模様や風俗をそのまま描いた、杉浦日向子さん原作の日本の時代劇映画が世界の沢山の方々に観ていただける機会を与えられて嬉しく思いますし、今作は僕ら日本人が観ても、“新しさ”を感じる時代劇で、海外の方々の反応が今からとても楽しみです。この映画から、亡くなった者、遺された者、それぞれの生き様を見届けてほしいと思います。

岡山天音 / 福原悌二郎役

『合葬』が、モントリオール世界映画祭に出品された事、とても嬉しく思います。日本の幕末という時代を生きた人間たちの、ありのままの生き様に国境を越えて寄り添ってもらえたら最高です。

小林達夫 監督

『合葬』のWorld Competition部門ノミネート、嬉しく思います。若者の置かれている状況に対する不安や、仲間同士の羨望や嫉妬といった感情から生まれるストーリーは、時代劇という枠にとらわれず普遍的な青春映画のテーマとして海外の方にも共感していただけることを願っています。

(C)2015 杉浦日向子・MS.HS/「合葬」製作委員会

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