はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
アツく盛り上がりました~。
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』ジャパンプレミア!
任務完了後、TOHOシネマズ六本木に展示されているエンドスケルトンと記念撮影。
八雲ふみねです。
おぉっ、八雲の目も光ってる!?
…というコトで。
八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.26
今回は…。
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』ジャパンプレミアの模様をお届けします。
全世界でシリーズ累計興行収入1680億円と空前の大ヒットとなったSFアクション映画の金字塔、『ターミネーター』シリーズ。
殺人アンドロイド、T-800を演じたアーノルド・シュワルツェネッガーを一躍スターダムに押し上げた、言わばシュワちゃんにとって出世作でもあります。
そんな『ターミネーター』シリーズが、12年ぶりに復活!
最新作『ターミネーター:新起動/ジェニシス』では、これまで描かれたすべてのタイムラインがリセットされ、『ターミネーター』の世界が変化するという驚きの展開。
しかしそこには、過去のシリーズへのオマージュがふんだんに盛り込まれており、筋金入りの『ターミネーター』ファンはもちろん、『ターミネーター』初心者も楽しめるアクションエンタテインメントに仕上がっています。
ターミネーターT-800を演じるのは、もちろんアーノルド・シュワルツェネッガー。
肉体美もアクションも、12年のブランクを感じさせず、貫禄十分。
そして、闘うヒロイン、サラ・コナー役はエミリア・クラーク。
海外ドラマシリーズ「ゲーム・オブ・スローンズ」で大ブレイクした、若き新星。
ほか、カイル・リース役は『ダイ・ハード ラスト・デイ』のジェイ・コートニー、ジョン・コナー役は『猿の惑星:新世紀(ライジング)』のジェイソン・クラークと、おなじみのキャラクターたちも一新。
さらなる魅力を映画に吹き込んでいます。
映画の公開を直前に控えた7月6日、『ターミネーター:新起動/ジェニシス』ジャパンプレミアが開催され、アーノルド・シュワルツェネッガーさんとエミリア・クラークさんが来日。
600人以上のファンが集結し、六本木ヒルズアリーナは大熱狂に包まれました。
–{なりきりターミネーターの姿も…。激アツレッドカーペット}–
梅雨時に台風が3つも日本列島に接近しているというコトで、レッドカーペットの会場となった六本木ヒルズアリーナは雨模様。
しかし、会場のボルテージは最高潮!
シュワちゃんの来日は、『大脱走』以来、1年7ヶ月ぶり。
『ターミネーター』シリーズとしては12年ぶり。
まさに、アイルビーバック!
そして、エミリアさんは初来日。
鮮やかな赤いドレス姿がセクシー。
「エミリア」コールに応え、カーペットを二往復してファンサービスしてらっしゃいましたよ。
なりきりターミネーターも出現して、お祭り状態!
ステージセレモニーには、「ターミネーター」の大ファンという、西内まりやさんも登場。
観客も一緒に、
アイルビーバック!
…と、大合唱!!!!
今回のジャパンプレミアでの私の任務は、スクリーン舞台挨拶のMC。
プレミアはとにかく、時間との闘い。
お客様やゲストをお待たせしないこと、そして上映開始時間を厳守すること。
ゲストの登場を待つお客様の高揚感もマックスの状態。
プレミア独特の緊張感に包まれます。
そんななか、シュワルツェネッガーさん、エミリアさんが登場すると、会場からは割れんばかりの拍手が。
「12年前の『ターミネーター3』の来日時、“アイルビーバック!”と約束したとおり、戻ってきました!」と、シュワちゃん。
「サラ・コナーを演じて、シュワルツェネッガーを“おじさん”と呼べるなんて、最高にクールよ!」と、エミリアさん。
お二人が一言話すたびに、拍手喝采。
劇場全体が一体感に包まれました。
–{スペシャルゲスト登場に、観客もシュワちゃんも大興奮!}–
今回、私が司会を務めたスクリーン舞台挨拶では、さらなるスペシャルゲストが登場しました。
そのゲストとは、なんと、声優の玄田哲章さん!
玄田哲章さんは1982年以来、『ターミネーター』シリーズをはじめ、30作以上のシュワルツェネッガーさん出演作品で吹替えを担当。
この日、会場内の開演前の諸注意・お願いのアナウンスも、玄田哲章さん演じるターミネーターの声でご案内。
ファンにとっては堪らない演出の後にご本人登場とあって、シュワちゃん&エミリアを凌駕するほどの大声援が…。
そんな玄田哲章さん、意外にもシュワちゃんとは今回が初対面。
実は、シュワちゃん自身も「世界中で自分の映画の吹き替えを誰が演じているのか、ずっと気になっていた」んですって。
「(玄田さんに)会えて嬉しい。100年間、私の声を演じてほしい」と、“公式シュワ声優”に認定する一幕も。
これには、玄田さんも大感激。
客席からも大きな拍手が沸き起こりました。
私たち日本人にとっては、
シュワちゃん = 玄田哲章
なんだか、「オレたちのシュワ(玄田哲章)」をご本人に認められたような感じ、とでも言いましょうか。
とても幸せな、そして誇らしいひと時となりました。
普段は渋くてクールな印象の玄田哲章さんですが、このときの玄田さんはとってもチャーミング。
シュワちゃんの今後の出演作品に期待することはもちろんですが、シュワちゃんの声を演じる玄田哲章さんのご活躍にも期待大ですね。
そして、私のもうひとつの任務。
ジャパンプレミア前日に開催された来日記念記者会見でのMC。
アーノルド・シュワルツェネッガーさん、エミリア・クラークさんが出席し、集まった記者に向けて、本作への思いをじっくりと語って下さいました。
ボディービル大会で講演のための初来日から、映画のPRやカリフォルニア州知事としての来日と、日本と自らの関係性を交えながら語るシュワルツェネッガーさん。
「アクション映画としての楽しみだけでなく、サラとT-800の人間とロボットの関係性も美しくユニークに描かれているので注目してほしい」と話す、エミリアさん。
若い頃と変わらないボディを維持するシュワちゃんに、日常のトレーニング方法について尋ねると、「今も昔も、毎日ジムでウェイトトレーニングをしてるよ」とのコト。
「でもトレーニングの話なら、今回初めてアクションにチャレンジした彼女の方が面白いエピソードを持っているんじゃないかな」と、エミリアさんに茶目っ気たっぷりの笑顔を向けるシュワちゃん。
お二人からはまるで親子のような信頼関係が垣間みられ、終始和やかな雰囲気でした。
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』は2015年7月10日(金)から全国ロードショーです。
それではまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。
ターミネーター:新起動/ジェニシス
2015年7月10日から全国公開
監督:アラン・テイラー
出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、エミリア・クラーク、ジェイソン・クラーク、ジェイ・コートニー、イ・ビョンホン、J・K・シモンズ ほか
©2015 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
八雲ふみね fumine yakumo
大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。