アッキーナ、お互い成長し合える夫婦が理想?映画『愛を積むひと』大ヒット記念セレモニー

映画コラム
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シネマズ公式ライターのアスカでございます。

2015年6月20日公開となった映画『愛を積むひと』の大ヒットを記念し、“夫婦の誓い”記念ボードの設置セレモニーが7月6日、新宿ピカデリーで行われました。

セレモニーには芸能界で誰もがおしどり夫婦と認める中尾彬さん&池波志乃さん夫妻と、元木大介さん&大神いずみさん夫妻、さらには未来の花嫁候補として南明奈さんが出席。夫婦が仲良く家庭円満に暮らしていく秘訣や、思い描く理想の夫婦像を明らかにしました。

『愛を積むひと』は日本で最も美しい村といわれる北海道・美瑛町で第二の人生を送る篤史と妻の良子を描いた物語。しかし、心臓の病が悪化した良子は先にこの世を去ってしまいます。そんなある日、篤史のもとに良子からの手紙が届くのですが、妻の想いに導かれて篤史はいろいろな人との関わりを持つようになります。そして、疎遠になっていた娘との再会を果たし・・・というストーリーで、涙を流す観客が続出している作品です。

セレモニーに出席の5名は実際に『愛を積むひと』を観てから登壇。

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映画を観た感想を聞かれた中尾彬さんは「私が出る映画よりもいい人ばかり。私はビートたけしの映画しか出てないから。」とおっしゃって場の雰囲気を和ませたあと、奥様の池波志乃さんを見ながら「私が先に逝って、残されたら辛いよね?」と奥様に寂しがってもらいたいという一面も。

池波志乃さんは普段、映画で泣くことはないんだそうですが、「考えさせられる映画って久し振りだったし、目が赤くてヤバイです。」と、感動してしまった様子をおっしゃっていました。

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続いて元木大介さん。ご両親のこととお子さんのことを想いながらも、夫婦としては「ああいう手紙を残さないくらい二人で楽しまなきゃいけないのかなっていう気がしました。」と、奥様の大神いずみさんと仲良く過ごしたい気持ちを表していました。

かなり号泣してしまったという大神いずみさんは「私たちは常にお互いで戦ってる夫婦ですが、この先いろいろなことがあるだろうけど、やっぱり二人で乗り越えていきたいなというのを考えさせられまして涙がじゅわ〜っと出てきましたね。」と、今後の夫婦生活を思い浮かべながらの感想も。

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そして、篤史と良子のような夫婦を見てどう思ったかを尋ねられた南明奈さんは「理想の夫婦ですね。良子さんのようにしっかり支えるあんな奥さんになりたいと思いました。」と、憧れの夫婦であるとおっしゃっていましたよ。

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–{理想の夫婦像とは・・・}–

次に、『愛を積むひと』にちなんで、2組のご夫婦には夫婦円満の秘訣を、南明奈さんには理想の夫婦像を書いていただいた“夫婦の誓い”記念ボードが公開されました。

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“食”と書いた中尾彬さん。普段の生活で実際によく耳にする音が作品のあちこちで登場することに触れ、「作品のなかで日常的な音をうまく使ってるでしょ。珍しい映画ですよ。噛む音とか病院の音とか、現実にそういうことをやると、あぁ、そうだ俺もって思いました。」と、音を上手に生かした演出を評価。筆者は中尾彬さんの言葉から、この作品は映画のなかだけでなく実際に起こり得ることを音によって表現しているんだということに気付かされました。

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確かに、日常の音である“噛む音”は一緒に食卓を囲む夫婦だからこそずっと耳にする音ですよね。その日常の大事な“食”についてはしっかり池波志乃さんが管理しているんだそうです。その池波志乃さんは“でも・・・だって・・・は禁句”と書いていました。そこから喧嘩が始まらないようにだそうです。本当に仲の良い、素敵な夫婦ですね!

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元木大介さんは“ありがとうの言葉”、大神いずみさんは“なんだか感謝”と。また、南明奈さんは“お互い成長し合える夫婦”を理想の夫婦像に挙げていましたよ。

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この中尾彬さん&池波志乃さん夫妻、元木大介さん&大神いずみさん夫妻、南明奈さんが書いた “夫婦の誓い”記念ボードは新宿ピカデリーのロビーに展示されますので、ぜひ新宿ピカデリーでチェックしてみてください。

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(文・写真:アスカ)

配給:アスミック・エース/松竹 (c)2015『愛を積むひと』製作委員会