はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
八雲ふみねです。
新宿ピカデリーの靖国通り側ロビーには、可愛らしい「ひつじのショーン」のジオラマが展示中。
昨年5月に開催された「ひつじのショーン アードマン・スタジオの世界展」で展示されたものを新宿ピカデリーで見ることが出来ます。
パチンコで農場主を狙う悪戯っ子なショーンや、都会のカフェで新聞を読み耽るショーン。
細かなディテールまで作り込んであって、一気に「ひつじのショーン」の世界観に引き込まれますよ。
展示は7月10日まで。
是非、間近でご覧になってみてください！
…というワケで。
八雲ふみねの What a Fantastics！ ～映画にまつわるアレコレ～ vol.24
今回は。
「ひつじのショーン」の生みの親、リチャード・スターザック監督が来日！
映画『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』公開直前イベントの模様をお届けします。
–{生誕20周年を記念した長編映画が誕生！}–
ショーンは『ウォレスとグルミット、危機一髪』にも登場する、ひつじのキャラクター。
これまでテレビアニメシリーズが制作され、世界中で人気を博してきました。
牧場のひつじたちのリーダー的存在で、頭の回転が早く、好奇心旺盛。
悪戯が過ぎる時もあるけれど、仲間思いでユーモラスな男の子です。
そんな「ひつじのショーン」生誕20周年となる2015年、ショーンと仲間たちが活躍する初の長編映画が誕生。それが本作、『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』なのです。
イベントには、リチャード・スターザック監督、オフィシャル・サポーターの木村佳乃さん、こども応援隊長の加藤憲史郎くん、ひつじのショーンが登壇。
会場に駆けつけた“大きなお友だち”はもちろん、“小さなお友だち”も一緒に、ショーンの生誕20周年をお祝いしました。
大柄で、いかにも優しそうな雰囲気のリチャード・スターザック監督。
日本での「ひつじのショーン」人気は、本国イギリスをはるかに上回るとのこと。
「日本に来ることができて、本当に嬉しい」と、笑顔のスターザック監督。
「この映画では、家族の姿を描いてます。牧場主が父親で、ショーンが息子。そんな関係性も意識して楽しんでもらえれば…」と、見どころをお話して下さいました。
爽やかなグリーンのワンピースがお似合いの木村佳乃さんは、本作の制作工程に興味津々。
スターザック監督の胸ポケットに入り、一緒に“登壇”していたショーンを手に取り、「とても精密に出来ているんですね」と、感心しきり。
「ひつじのショーン」と同じく、今年、芸能生活20周年を迎える木村さん。
ふたつの「20周年」をお祝いするプレゼントを持って、登場したのが…。
加藤憲史郎くんとショーン。
ショーンのケープを身にまとい登場した憲史郎くんに、小さなお友だちからは
「可愛い〜」
と、歓声が。
憲史郎くんがワゴンに乗せて運んできたのは、ショーン型のデコレーションケーキ。
「ケーキも可愛いけど、憲史郎くんはもっと可愛い！」と、木村さんも憲史郎くんにメロメロの様子でしたよ。
–{リチャード・スターザック監督、木村佳乃をスカウト？}–
この日、木村さんは二人の娘さんと一緒に作ったショーンを、憲史郎くんはお姉ちゃんと一緒に作ったショーンをお披露目。
木村さんのショーンはとても精巧で、本物と見紛うほどのクオリティ。
スターザック監督が「アードマンで一緒に仕事しましょう」とスカウトするほど。
そして、娘さんたちが作ったショーンは愛敬たっぷり。
母娘で楽しく制作する光景が目に浮かぶようでした。
一方、憲史郎くんのショーンは表情豊か。
やんちゃな雰囲気が伝わってきて、個性的。
作り手の温もりを感じられるのは、クレイならではの魅力ですね。
スターザック監督も愛おしそうに、それぞれのショーンに見入ってらっしゃいました。
言葉の壁を越えて世界中の人が楽しめる映画『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』。
イベント後、客席でお客様と共に映画をご覧になったスターザック監督には、日本の観客の反応はどのように映ったのでしょうか…。
そして、この日だけ特別！
新宿ピカデリーのプラチナラウンジにも、いたるトコロにショーンの姿が…。
思わぬお出迎えに、大感激のリチャード・スターザック監督。
ご自身のスマートフォンで撮影してらっしゃいました！
映画『ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム』は、2015年7月4日から新宿ピカデリーほか全国ロードショーです。
それではまた次回、お会いしましょう。
お相手は八雲ふみねでした。
ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホーム
2015年7月4日から新宿ピカデリーほか全国ロードショー
監督：マーク・バートン、リチャード・スターザック
©2014 Aardman Animations Limited and Studiocanal S.A.
八雲ふみね fumine yakumo
大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。
