俳優・柳楽優弥がホストの幽霊で主人公・桜田を演じた9月1日からWOWOWで放送・配信の連続ドラマW-30『オレは死んじまったゼ!』。その監督は『DEATH DAYS』(2021)『そうして私たちはプールに金魚を、』(2017)など様々なユーモラスで衝撃的な作品を生み出してきた長久允。
今回は二人に集まってもらい、このドラマで描かれる楽しくてぬるい幽霊たちの暮らしについて、長久監督のクリエイションが好きだと語る柳楽優弥が本作に参加した心境などを聞いた。
https://wod.wowow.co.jp/content/135850
「オレは死んじまったゼ!」の第一話はこのリンクでも視聴可能
長久允のフィルターから見る、生と死の世界線
長久允
ー長久監督は、これまでも「生と死」をテーマにした映像作品が多いですが、まず今回の作品を作ったきっかけを教えてください。
長久允(以下、長久):「生と死」を狙って書いてきたわけではないですし、例えば、それ以外のジャンルでいうと「恋愛もの」とかに興味がないわけではないんです。けど、もし恋愛の話を書いたとしても生き死にのなかにおける恋愛を書いてしまうというか。どうしても「生と死」について考えてしまうんですよね。前作『DEATH DAYS』(2021/*1)を作ったときに、死んだらどうなるかという話をしているシーンがあるんですが、こんなにテクノロジーが進化している現代でも、誰もわからないことじゃないですか。だからこそ、興味が湧くし、面白いなというのを日々思いながら過ごしていて、そんなときに去年、谷川俊太郎さんの『ぼく』という絵本を読んだんです。ひとりの少年が自死してしまう話なんですが、自死に関して良いも悪いも断定しておらず、「死」というものについてどこか宇宙的だったり、不可思議な部分と真摯に向き合って表現されていたんです。それにちょっと衝撃を受けたのもあって、日頃から考えていた死後の世界はどうなっていくのかという部分をストーリーとして書きたいなという気持ちが芽生えました。
*1……長久監督の短編作品。自分が死ぬ日(デスデイ)に向き合っていく20歳から40歳までの主人公を森田剛が一人で演じる。
ドラマ『オレは死んじまったゼ!』より、幽霊になったものたちが、蕎麦をすするシーン
長久:どうしても死んだあとっていうのは、死んだ人がある種被害者ではないけど、基本的には悲しいことが待っていると思われますよね。けど、これは誰もわからないことで、悲しいとも限らないというか、今回の話みたいに、幽霊になったその先は、楽しくゆるくぬるく暮らしている可能性もあるじゃないですか。作家としては、その部分を掲示したいと思いました。ある種、人間と同じような葛藤が幽霊にもありつつも楽しく暮らしているコメディを書きたいなっていうのがスタートです。
なので今回、幽霊ってこうかもしれない、死んだらこうなるかもしれないというのを、あくまでもゆるく作ることで、残された側はもっと気楽に死を捉えて、気負いせずに過ごせるようになるといいなと思ったりしています。死んだってこんなもんかもしれないなっていうくらいのテンションで考えてもらえたらなと。
柳楽優弥
ー柳楽さんが長久監督の作品に参加した感想を教えてください。
柳楽優弥(以下、柳楽):長久監督の作品を知ったきっかけは、サンダンス映画祭で賞を受賞していた『そうして私たちはプールに金魚を、』(2017/*2)でした。この作品を劇場で観て、長久監督のクリエイションがすごく好きだなと思っていたんです。なので、今回こうして『オレは死んじまったゼ!』で、お話をいただいたときは、長久組の作品に出られるというので、まずはテンションが上がりましたね。幽霊の設定というのも、怖いサスペンス的なものではなくて、長久監督ならではの世界観で自分がどう幽霊を演じられるのかをとても楽しみにしていました。
*2……サンダンス国際映画祭ショートフィルム部門の日本人初グランプリを受賞した長久監督作品。中学校のプールに400匹の金魚を放った4人の女子高生に迫る25分。
長久:仰ってくださっているように、自分の映画も劇場で観てくださっていると聞いていましたし、僕自身も柳楽さんが出ているフィルムグラフィーを色々観てきて、立ち居振る舞いが好きだったので、今回こうしてご一緒できて嬉しかったです。
柳楽さん演じるホストの「桜田」が事故死するシーン
長久:いつも人物像をイメージしながら脚本を書いていくんですが、柳楽さんに演じてもらうことで、想像してなかったノイズが生まれたなと思います。桜田というホストの役柄をお願いしましたが、結構難しかったと思うんです。ホストでかっこいいのに、どこかチャーミングな要素があったり、現代社会に沿った価値観にアップデートされてなかったり。だけど、そんなところに桜田の憎めなさがある。柳楽さんが桜田になると、そういった人間の不安定さや偏った部分が、セリフだけでなく、身体の動き方や表情、スピード感など、言葉では表現できないところまで、バンっと定着してもらえた気がしました。なので、桜田自体も思っていなかった方向に転がっていき、撮影中も「ああ、桜田はそっちにいくんだ」と、柳楽さんに桜田というホストを演じてもらえて、すごく面白かったですね。
–{柳楽優弥が語る、幽霊を演じるということ}–
柳楽優弥が語る、幽霊を演じるということ
ー長久さんは幽霊をどういう存在に捉えていますか?
長久:かつて実家が高円寺にあった頃の話なんですが、四方八方お墓に囲まれている場所に住んでいました。僕自身霊感はなかったんですが、霊感の強い友人は自宅近くまで来ると、「この先行きたくない」とか、夜に僕の家へ電話をかけると、赤ちゃんが泣き叫んでいる家に一度かかって、リダイヤルするとようやくうちに繋がるとか、どうも霊がいるっぽいところに住んでいたみたいなんですよね。自分自身は見たことはなかったんですが、朝友達に返さなきゃいけないMDがあって、探していたら、突然それがプレイヤーからガチャって出てくるみたいな経験はありました。
─なんだか良い奴な感じもしますね(笑)。
長久:そうなんです(笑)。だから、きっと幽霊はいるけど、別に怖がらせてくるわけではないし、共存しているものだとは思っていたので、こういった話が書けたのかもしれないですね。ドラマのなかでもポルターガイスト現象を表現するとき、幽霊が電気を点けたり消したり、音を鳴らしたりするシーンがあるんですけど、それくらいの距離感で霊と対峙するのが良いかなと思って入れました。本当はギシギシ音がするなと思ったら、実は幽霊たちがセックスをしていたみたいな描写も入れたかったんですが、今回はそういった幽霊同士の描写が想像できなかったので、泣く泣く諦めました(笑)。
ー柳楽さんは、今回幽霊を演じてみてどうでしたか?
柳楽:僕が俳優として大事にしているのは、「今」の自分のスタンスや、「今」感じているもの。自身のパーソナルな部分を大事にしながら、演じる役柄と自分がうまく噛み合う瞬間があるぐらいのほうが、自分の大切にしているものに近くなるなと思っていて。その視点から見ると、長久監督の現場は、まず現場に入る前に長久監督へ自分のテンションを伝えさせてもらって、自分自身が自然体で現場に入ることができました。なので、この役柄だからこうしなきゃというよりは、長久組に居ればついていけるというか、自分に不安を持たずに演じることができる。「それでいくか」と、監督が言ってくれる環境がすごく良かったですね。とても好きな雰囲気で撮影に臨めました。
長久:柳楽さんのそういった自然体な部分が、さっき話していた桜田という役の難しい部分が定着できたのかなと思います。幽霊って、ステレオタイプでキャラを作っていこうと思えば作れちゃうし、漫画的なキャラクターにもなってしまいそうなところを、そうではないものにしてくれました。なので、そういったところとのマッチングがあったのかなと思います。
ー演じた役柄と自分自身でマッチするところはどこだと思いますか?
柳楽:俳優は表に出る仕事なので、作品や演技、自身のことが人から評価される仕事でもあります。そして、ホストというのも、ある一定の評価のなかで自分の価値がつけられていく。いい評価をされることだけが、それらの職業に対してすべてではないけど、そういったところは似てるんですかね。もっと売れたいのに、全然売上が伸びないなとか、人気が出ないなとか(笑)。その視点からの気持ちはわかるし、演じる上でやりやすさはあったのかなと思います。
–{『オレは死んじまったゼ!』の中で生きる幽霊たちの姿}–
『オレは死んじまったゼ!』の中で生きる幽霊たちの姿
ー長久さんはホスト、スタンダップコメディアン、看護婦、女子高生、千利休…など、それぞれのキャラクター設定はどのように考えたんですか?
長久:それぞれ交わることのない人たちが同じ場所に暮らして、一丸ともならないし、微妙な関係性にもならずに、バラバラのままを良しとして日々を過ごしていく話を作りたいというのが根底にありました。生きていくうえで他者を否定せずに、ゆるく肯定をしながら過ごしていくところを描きたかったので、それぞれの属性に偏りがないようにしたかったんです。そういった背景があるなかで、自分的に最近気になっていたスタンダップコメディアンや、千利休を要素として入れていったら、自然と年齢も性別もバラバラの人たちの集まりができていきました。
写真左からギャル、千利休、ホスト、一児の母、スタンダップコメディアンの幽霊。センターには女性は幽霊が集まる蕎麦店の店主
長久:そうすることで、桜田が普通に暮らしていたら絡むことはなかったかもしれないというような出会いにしたくて。それぞれのキャラクターが、一緒に過ごしていく中で見えてくるちょっとした違和感や、ズレた世界観を浮かび上がらせることが出来たのかなと思います。
ー撮影をしていくなかで印象的な出来事はありますか?
柳楽:三遊亭好楽さんの絶妙な間の取り方が好きでした。演技なのかセリフを忘れたのかわからないような、すごく長い間を撮る時があったんですが、大体その後のセリフが僕で、セリフを言おうとすると好楽さんが話し始めたりして(笑)。監督もあえてカットをかけないので、その絶妙なテンポ感が良かったですね。好楽さんも自然体で現場に居られたのかなと思います。
長久:そこらへんは想像をしていない部分だったので、ちゃんと記録をさせてもらって、使えるものは使わせていただいて。やっぱり新鮮でしたよね。
柳楽:そこに(長澤)樹さんが入ったり、松田(ゆう姫)さんが折り重なったりしていって。さっきも話してましたけど、交わらない人との絡みであるときほど、意外と回転が良くなってくるんですよね。
長久:そうそう。本読みから面白かったです。個人的には、柳楽さんが長いセリフの前に、「長いの嫌だな」と素直に言ったり、それが無事に終わったら「やった!」と喜んでいたり。柳楽さんのそういう少年的な部分が印象に残っています。とはいえ、きちんと大人なので、そのバランスが面白くて、一緒に作っていて本当に楽しかったです。
シケモクを吸う柳楽さん演じるホストの桜田
ー「生きるって、火のつけられないシケモク」「死んじゃってからのほうが、生きてた」など印象的なセリフが多かったですが、特に柳楽さんが気になった言葉はありますか?
柳楽:長久さんが書く言葉って、普通はあまり言わないような少し詩的なものだなと思いました。あまり深く考えてはいなかったけど、どのセリフもすごく好きでした。少しファンタジーさもあって、ホストなら言いそうかもしれないですね。
長久:僕のセリフって、難しいと思うんです。ちょっとリアリティがないところの話を、柳楽さんはフラットに話してくれて。
柳楽:セリフについてあまり深く考えていなかったのも、アドリブ感みたいなものが長久組ってあるのを感じていて。だから、自然体のままで居てもいいかなっていう感じが現場にありました。
長久:柳楽さんはすごい反射的に言葉が出てくるので、それも嬉しかったですね。
ー柳楽さんは、今回の撮影を通してどういったところが長久組の現場らしさだと思いましたか?
柳楽:現場にいるスタッフさんや、キャストさんの距離感ですかね。長久組の世界観のなかで、それぞれが自分の役割について向き合っていく姿勢があるように感じました。演じている最中は一体どのように仕上がっていくかは想像できないけど、完成されたものを観て、ここがモノクロになるんだとか、音楽がこんなテンポよくかかるんだとか。映像表現を楽しんで作られている座に自分が入れたのが、俳優としてすごく夢があるなと思いました。すごい硬いマニュアル通りの現場ではなくて、そこに居るだけでインスピレーションをもらえましたし、こういう現場が存在するんだっていう発見が嬉しかったですね。
ー完成した作品で印象的だったのが音楽の使い方です。オープニングで長谷川白紙さんが「帰って来たヨッパライ」(*3)を歌っていましたが、劇中での音楽の使い方も面白かったです。
長久:企画の段階で白紙さんに「帰って来たヨッパライ」を歌ってもらおうと最初から決めていました。もともと知り合いでライブも観てきましたが、白紙さんはどこか存在自体が少し幽霊っぽい人。現代的な幽霊の面白さを汲み取って、幽霊の歌を歌ってもらうのはマッチするんじゃないかなと思ったんです。劇伴って、映像の感情や雰囲気、時代感や世界観を引っ張っていくので、どういう感触にしていくかってすごく難しいと思うんです。長谷川さんが作る、現代的なノイジーさはありながら、根底には切なさや美しさがあるような音が、この作品にバシッとハマる気がしたので、全体の音楽も作って欲しいですと伝えたら、「わーい!」と言ってやってくださったので、すごく感謝しています。やっぱり音楽が作品を引っ張ってくれていると思うので、長谷川さんにお願いできてよかったです。
*3……エクスペリメンタルな音楽性ながら、ポップ・ミュージックの肉感にも直結した衝撃的なそのサウンドが注目されるシンガーソングライター。ザ・フォーク・クルセダーズの『帰って来たヨッパライ』(1968)をカバーした。
ー長久監督の作品は、セリフもリズミカルですし映像自体が音楽的な要素を感じます。
長久:嬉しいです。僕はやっぱり音楽が好きなので、セリフを書くときも自分で読みながら、ある種ポエトリーリーディング的な気持ちで書いていたりするんですよ。そのときに、ここでカットを割りたいとか、音楽的に割っていたりする気持ちはあるんで、そういうところから音楽的な要素が感じられるかもしれないですね。
–{死後の世界を描くことで浮かびあがる“現代社会のスピード感”}–
死後の世界を描くことで浮かびあがる“現代社会のスピード感”
ー死後を見つめた世界が舞台でしたが、逆に生きることについて考えたことがあれば教えてください。
長久:今回のテーマにも近いと思うんですが、日々の暮らしにユーモアを持ってなるべくコメディッシュに生きていくことが大事だと感じています。今まで作ってきた作品は、『そうして私たちはプールに金魚を、』のような、その瞬間のエモーショナルさを生きると捉えながら色々作ってきたんですが、その前提としては長く永続的に続く暮らしをどう楽しく生きるかが大事だと思っていて、この作品もそういうところに基づいているんです。それを改めて形にしながら自分でも自身の人生に反映できるようにしたいと思いながら作りました。
柳楽:この作品に参加して、長く続いていく持続可能性や、他者を否定しない考えがやっぱり好きだなと思いました。自分もそうでありたいし、きっと世の中もそうでありたいと思っている人が実は多い気がします。現代社会は、早いペースで物事が進んでいくので、僕たちもスピーディでいなければならないとつい思ってしまうけど、実はこのドラマの幽霊たちみたいなペースで、不器用ながらもひとつずつクリアしていくことが自然なことだと思うんですよね。死後の世界が描かれているのに、観た後にちょっとホッとできたり、落ち着いてゆっくり過ごそうと思えるような感覚になったので、ドラマを観た方にはその部分を感じてもらえていたら嬉しいです。「オレは死んじまったゼ!」というタイトルからは感じられない世界が広がっていると思います(笑)。
長久:生き死にの話で、ましてや幽霊たちの話とは思えないほど内容は真逆ですよね(笑)。
柳楽:そこがまた長久さんのユーモアなんだよな。
長久:ゆるくへらへらと生きるべきだと。それを幽霊でやってもいいかなっていう。
柳楽:絶妙ですよね。絶妙なファンタジー感。これが幽霊だという設定ではなかったら、普通に完結していたと思うし、深みが出るなと思いました。
ー最後に、お二人が最近「生きてる」と、実感したことを教えてください。
長久:昨日のことなんですけど、子どもと公園に行ったときに感じた緑の匂い(笑)。生きてるな〜って実感しました。
柳楽:この現場に入るくらいのタイミングでトランペットを始めたんですが、吹いてるときが楽しいですね。ちなみにそのタイミングで川栄さんは韓国語を勉強し始めて、加賀(壮也)さんもトランペットをやるとか話してたけど、多分やってない気がします(笑)。
長久:ちなみに現場にピアノが置いてあって、柳楽さんが出ないシーンのとき、「カット〜」って声がかかると、柳楽さんがピアノを弾き始めるんです。
柳楽:「戦場のメリークリスマス」練習してました(笑)。
長久:柳楽さんが撮らなくてもいいシーンでもずっと近くにいて(笑)。とにかくずっと弾いてたんですよ。賀屋さんにもよくちょっかい出してました。
柳楽:長久さんはサックスを吹くんですよね。いつか一緒にジャズバンド組めたら面白そうですね!
Profile
柳楽優弥
俳優
1990年3月26日生まれ。2004年公開の是枝裕和監督作「誰も知らない」で、第57回カンヌ国際映画祭の男優賞を受賞。2016年公開の「ディストラクション・ベイビーズ」では第38回ヨコハマ映画祭と第90回キネマ旬報ベスト・テンの主演男優賞を獲得。ディズニープラスで配信中のドラマシリーズ「ガンニバル」に主演。WOWOWのドラマ「オレは死んじまったゼ!」にも主演。出演した映画『ゆとりですがなにか』が今年の10月13日に公開予定。
長久允
映画監督
東京都生まれ。監督作品に『そうして私たちはプールに金魚を、』(第33回サンダンス映画祭短編部門グランプリ)、『ウィーアーリトルゾンビーズ』、『DEATH DAYS』など。近年ではドラマ『FM999』や、GUCCI『Kaguya By Gucci』、KID FRESINO+Aマッソ『QO』の演出なども手掛け、活動は多岐にわたる。 https://nagahisa.mystrikingly.com/
(撮影=持田薫/取材・文=小倉冬美香)
–{連続ドラマW-30「オレは死んじまったゼ!」が9月1日より放送開始}–
連続ドラマW-30「オレは死んじまったゼ!」が9月1日より放送開始
■放送・配信:2023年9月1日(金)午後11時30分より、放送・配信スタート(全7話)
出演:柳楽優弥
川栄李奈/松田ゆう姫 賀屋壮也(かが屋) 長澤樹
草村礼子/三遊亭好楽
監督:長久允/串田壮史
脚本:長久允
脚本協力:益山貴司
音楽:長谷川白紙
プロデューサー:長谷川徳司(WOWOW) 日枝広道(電通) 鈴木康生(ゴーストイッチ) 山邊博文(ギークサイト)
制作プロダクション:ギークサイト
プロダクション協力:ゴーストイッチ
制作協力:電通 製作著作:WOWOW