「合理的にあり得ない」第1話:開始5分「思っていた以上に面白い」天海祐希の代表作になるか!? 

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俳優の天海祐希が女探偵を演じる「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」(カンテレ・フジテレビ系)が2023年4月17日にスタート。松下洸平と初のタックを組む。

本記事では、第1話をCINEMAS+のドラマライターが紐解いていく。

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「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明」第1話レビュー

天海祐希が主演を務めるドラマ「合理的にあり得ない~探偵・上水流涼子の解明~」がはじまった。
原作は「孤狼の血」など多くのミステリーを手掛ける作家の柚月裕子。

天海と言えばこれまで「離婚弁護士」、「BOSS」、(ともにフジテレビ系)、「緊急取調室」(テレビ朝日系)など弁護士や警察官の役を多く演じてきている。
今回の役どころは元弁護士で現在は探偵をしている、上水流涼子。
涼子の助手、貴山伸彦を務めるのは俳優の松下洸平だ。
恋愛経験ゼロで少しとっつきにくい貴山だが、IQ140と涼子の相棒にはもってこいの存在。
この2人がさまざまな変装をしながら、難事件を解決していく。

「あり得ないことに満ちている。だからこの世は面白い」
と、あっけらかんと言うものの、10か月前にはある傷害事件がきっかけで弁護士資格をはく奪されている涼子。
過去にいったい何があったのかはまだわからない。

***
ある日、涼子の探偵事務所「上水流エージェンシー」に不動産ブローカーの神崎恭一郎(髙嶋政伸)に2000万円騙し取られたという女性が相談にくる。
涼子と貴山は神崎の妻、朱美(戸田菜穂)に近づき、神崎から2000万円を取り返すことができるか。

「思ってた通り、いやそれ以上に面白い」、「息する間がない展開」、「程よいコミカル具合がいいな」など、天海祐希の真骨頂と言えるべき内容に視聴者も大きく反応。
これまで天海が演じてきた役と少し似ているかもしれないが、正義感が強く、かっこいい天海を筆者も待っていた。

初回、天海と対峙した相手は髙嶋政伸。
髙嶋といえば、かつて「HOTEL」(TBS系)で「姉さん、事件です」と初々しいホテルマンを演じていたが、今ではすっかり悪役が板についている。
わなわなと体を震わせ怒る姿はどうしてもコント感があるが、痛快だ。

滑舌良い天海に対して、ぼそぼそと話す松下。
この2人のバディ、なかなか癖になりそう……。

次回はどんな変装姿を見せてくれるか、毎話楽しみだ。

(文:駒子)

–{「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明」第1話ストーリー}–

「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明」第1話ストーリー


明晰(めいせき)な頭脳と大胆な行動力をあわせ持つ上水流涼子(天海祐希)は、かつて多くの事件を担当する敏腕弁護士だったが、ある傷害事件をきっかけに弁護士資格を剥奪された。
顧問弁護士を務めていた総合商社・諫間グループの社長、諫間慶介(仲村トオル)にも解雇され、現在はIQ140の相棒・貴山伸彦(松下洸平)とともに、自身が立ち上げた『探偵事務所 上水流エージェンシー』で探偵業を営んでいる。
そんなある日、事務所に、不動産ブローカーの神崎恭一郎(髙嶋政伸)から2000万円を取り返してほしいという女性がやって来る。依頼主の松下祥子によると、神崎は2年前、松下夫妻が所有する土地と工場を汚いやり口で奪い、祥子の夫・昭二を自殺に追い込んだという。
契約上何も問題がないことから、警察に相談しても取り合ってもらえなかった祥子は、涼子が提示する「依頼料だけで200万円」という破格のギャラを払ってでも夫の無念を晴らしたいと言い、その覚悟を知った涼子は、祥子に事務所を紹介した顔なじみの元刑事・丹波勝利(丸山智己)からも情報を得ながら、貴山とともに神崎の身辺調査を開始する。
妻・朱美と一人息子の克哉と暮らす神崎は、秘書の橘亜里沙をはじめ、複数の愛人を囲う生粋の遊び人。それを利用しようと考えた涼子は、つかんだ不倫の証拠を2000万円で神崎に買い取らせようとするも失敗。
そこで、ターゲットをある人物に変更し、貴山の友人で歌舞伎町の若きリーダー・有田浩次(中川大輔)にも協力を依頼する。
涼子と貴山が選んだ“あり得ない手段”とはー。
–{「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明」作品情報}–

「合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明」作品情報

放送日時
2023年4月17日スタート。毎週月曜22:00~

出演
天海祐希/松下洸平/白石聖/中川大輔 /丸山智己 /仲村トオル

原作
柚月裕子『合理的にあり得ない 上水流涼子の解明』(講談社文庫)

脚本
根本ノンジ

音楽
眞鍋昭大

プロデューサー
萩原崇
清家優輝

演出
光野道夫
二宮崇
倉木義典

制作協力
ファインエンターテイメント

制作著作
カンテレ