宮舘涼太の“3つ”の魅力:Snow Manのおもしろ貴族

音楽

2023年3月25日に30歳のお誕生日を迎えたSnow Manのメンバー、宮舘涼太。Snow Manとしての活動はもちろん、バラエティーや舞台など、さまざまな分野で活躍の場を広げている。

本記事では彼のさまざまな魅力について、主に3つのポイントに分けてご紹介したい。

■Snow Manの記事をもっと読む

1:パフォーマンス

オーディションを受けた際、ジャニーさんに「YOUは歌も踊りも何でもできるんだね」と言われたという宮舘くん。入所後も研鑽を積み、確かなパフォーマンスでSnow Manを支えている。

■歌唱

どちらかというとダンスが注目されがちとはいえ、歌唱力も高く歌声がいい。少しハスキーで色気がある声で、高音が美しく中低音のパンチの効いたパートも迫力がある。

■ダンス

宮舘くんのダンスは力強さとしなやかさ、両方併せ持っていて目を引く。いい意味でクセが強めで、9人で踊っているときでもパッと見つけやすいが、きちんとそろってもいる絶妙さ。

特に個人的に推したいのは、長い足を活かしたハイキック(めちゃくちゃ上がる、ほぼ垂直に近い)・ターンの時の頭・衣装さばき・腕や肩のしなやかな動きだ。

■アクロバット

Snow Manの中でも特にアクロバットのイメージが強いメンバーの1人。デビュー以降も岩本・佐久間と並んでアクロバットを担当する機会が多い。

デビュー曲「D.D.」での3人同時の宙返りの印象が強い人も多いのではないだろうか。そして彼のすごいところは、重い衣装・裾が長い衣装などを着ているときも宙返りできることである。

『滝沢歌舞伎 ZERO 2020 The Movie』では殺陣の演目中に和装(武装状態)、さらに刀を持ったままその場で宙返りするシーンがある。またコンサートでも、腰より長いマントのようなものがついた衣装を着ながらもアクロバットをこなしている。

ただでさえ危険なアクロバットを特殊な状況でもこなせるのは、彼の高い実力あってこそだ。

■公式動画から引用する、この宮舘涼太を見てほしい集

※筆者の独断と偏見です

VI Guys Snow Man ハイキックからの「Please tell me your voice どこまででも」 
アクロバットからの長い衣装の裾を片手で持って歌うところが最&高

Party! Party! Party!欲張らなきゃNo chance No love 全て脱ぎ捨て Dancing for me
フェイクも含めてとてもいい。

Crazy F-R-E-S-H BeatAh baby can you feel it

Black Gold他人(ひと)が決めたJudge 気にせず Giddy up~A Ha! 恐れることはない
歌い方や全ての動きに宮舘くんのいいところがたくさん詰まっている。やはりロング衣装がよい。

Grandeur壮大な未来を胸に抱え

EVOLUTION塗り替えてくMy best 終わりのないGame

Secret Touch ここの表情

JUICY MVDance Practice
2ndアルバム「Snow Labo. S2」 のリード曲。メンバーが各ジャンルを担当し1人1曲選ぶ方法で作られたアルバムで、宮舘くんの選曲だ。MV・Dance Practiceともに宮舘くんの見せ場が多いため、ぜひどちらも全体を観てほしい。ダンスと歌はもちろん、アクロバットや金髪・食事シーンなども楽しめる。

Movin’ up Dance Practice
ソロパートで歌っているところも全部いいが、黒いボリューミーなアウターも活かしたダンス全体が素晴らしい。

タペストリー轍(わだち) 照らす 月明り
サビ後半、ダンスもセンターに!

W口に出せず 潜めている
だてさく熱いしゼロ距離すぎない?

–{2:クセの強いキャラ}–

2:クセの強いキャラ

宮舘くんはにぎやかなメンバーが多いSnow Manの中で、自分からガンガン話すタイプではない。一方で落ち着いていて静かというわけでもなく、どこか様子がおかしい(ほめてる)。

そんな彼の魅力はメンバー以外の人からも注目され、バラエティーでもいじられる頻度がかなり増えた。そんな彼のキャラにまつわるポイントを紹介したい。

■貴族であり国王

モットーは「セクシーロイヤル美しく」、挨拶は「ごきげんよう」など、かなり前から貴族キャラを確立させており、“舘様(だてさま)”と呼ばれることも多い。

そのコンセプトを崩さず、曲中のセリフでは「迎えに来たよ」などの設定を意識した言葉を選ぶことも多い。ちなみにメンバーの佐久間大介は宮舘王国の国民であり従者である。

■料理が上手

Snow Manでは数少ない、料理が得意なメンバーの一人。しかもかなり本格的な料理を作る。公式YouTubeでも宮舘が料理を作る企画の動画が公開されたこともある。料理のクライマックスでは、貴族キャラを活かした決めゼリフ(?)「Party Time」で演出。

■ゆり組

彼のことを語るときに言及せずにはいられないのが、メンバーの渡辺翔太と幼なじみであるということだ。幼稚園が一緒で、家族ぐるみの付き合いをするほど親しかったという。その時2人がいたクラスの名前からこの2人のコンビは「ゆり組」と呼ばれている。

タイミングは異なるが、生まれた病院も同じ。先にジャニーズJr.となった渡辺とオーディションを受けに来た宮舘が、オーディション会場で再会したという。そして後に同じグループに所属しデビュー……という少女漫画のような縁には、運命的なものを感じざるを得ない。

ちなみに、同じく江戸川区出身の佐久間を入れて“江戸川トリオ”や“新ゆり組”と呼ぶこともある。

■子どものような笑顔

真顔も多く、いつもニコニコ……というタイプではないけれど、笑ったときの笑い方や笑い顔がいだずらっ子のような無邪気さで可愛らしい。

■トーク

彼のトークには独特な魅力がある。落ち着いたトーンの声はずっと聴いていたくなるのだ。また、相手によってボケたりツッコんだりと、フレキシブルに立ち位置を変えている。

例えばSnow Manの冠ラジオ番組「素のまんま」では、ツッコミが秀逸なラウールと一緒のときはボケ倒し、ボケがちな向井が暴走しているときはツッコむ。人と一緒に話してより輝く人かもしれない。

■フィジカルモンスター

2022年には「アイ・アム・冒険少年」で向井康二と無人島脱出に挑戦し、料理のうまさを披露した。

そのほかにも、フィジカルモンスターっぷりや火おこしやモリ突きまでうまいところ、泣く康二くんを励ますお兄ちゃんっぽさや自分から康二くんへの手紙で涙ぐむ一面も見せている。生命体としての強さとさまざまな魅力がお茶の間に披露された。

■唯一無二の面白さ

彼には他の人にはない面白さがある。真顔で冗談を言ったり、大ボケをかましたりするタイプ。狙っていることもあるのだが、純粋にポンコツなこともある。そして他の人にはない「間」がある。他にはない魅力はバラエティーでも面白がられ、いじられる頻度も高い。

ロイヤルキャラで「すごいことを言っているように見えるが大したことを言っていない」とツッコまれたこともある。また2021年の秋からは佐久間大介と交互にTBSのバラエティ番組「ラヴィット!」火曜に出演している。(2人でロケに出演する回もあり)

最近は宮舘の面白さを活かしたコーナーもしばしば登場。先日多忙の中出演したラヴィット!では「「目閉じて?」選手権」なるものが開催された。

「「目閉じて?」選手権」とは、出演者の中でSnow Manの楽曲「僕に大切にされてね。」内の宮舘のセリフ「目閉じて?」をかっこよく言えた人が勝ちと言うゲーム。宮舘くんは本家でありながら0票と、バラエティー的においしいことになっていた。

驚いたのが、Snow Manにまったく詳しくない筆者の友人がこのコーナーやこの番組の宮舘くんの面白さにハマり、TVerを繰り返し見ていると聞いたこと。ファン以外の人やお茶の間にも宮舘ワールドは広がりつつある。

この「独特の面白さ」はSnow Man内でも注目され、昨年2022年に行われたツアー「Snow Man LIVE TOUR 2022 Labo.」コンサートでも宮舘のコーナーがあった。深澤くんに曲振りを託された彼が、めちゃくちゃ勿体つけてなかなか曲が始まらないというもの。

スクリーンにはドアップの宮舘くんが映され、曲振りが行われるまで5分かかる日もあった。おもしろすぎるだろ。

–{3:時代劇への情熱・歌舞伎での活躍}–

3:時代劇への情熱・歌舞伎での活躍

さまざまな魅力に溢れる彼は、芝居もできる。幅広い活動をしつつ宮舘くんが目標に掲げているのが「時代劇に出ること」。

彼の殺陣はメンバー内でも特に評価が高く、殺陣自体の迫力もさることながら、表情が非常にいい。相手を挑発するような表情や戦いを楽しんでいるような表情など、ずっと観ていたくなる。

2023年1月は歌舞伎公演・市川團十郎(元・市川海老蔵)襲名記念プログラム「SANEMORI」に出演。2019年の『ABKAI 2019〜第一章 FINAL〜』以来2度目となった。外部から歌舞伎の舞台に出られるというだけでもすごいことだと思うが、非常に出番が多く、市川演じる主役・実盛と縁の深い父と息子の二役を演じた。

プレッシャーや歌舞伎ならではの演じ方を稽古するのは大変だったのではと思うが、ファンの贔屓目を差し引いても素晴らしい舞台だったと思う。今後、さらに多くの場で宮舘くんの演技が観られることを期待したい。

ブレない宮舘くんの今後の活躍に期待!

宮舘くんのさまざまな魅力についてお伝えしてきた中で、活躍の場を広げながらも、常に宮舘涼太を貫いている、いい意味でブレないところが素晴らしい。

Snow Manは2023年5月17日に3rdアルバム「i DO ME」の発売と、グループ初のドームツアーが決定。今後もSnow Manとしての音楽活動はもちろん、それ以外の場での活躍している宮舘くんもたくさん観たい。さらに拡がっていく“宮舘ワールド”に期待しかない。

(文:ぐみ)

■Snow Manの記事をもっと読む