「非通知設定」から電話があるとドキッとするようになった、という視聴者も多いのではないだろうか。
かくいう私もその1人。
それだけ「マイファミリー」に影響されている証拠だ。
回を追うごとに、鳴沢温人演じる二宮和也の表情が重くなっていくことも気になる。
演じる側のご苦労もジワリと伝わるドラマだ。
考察:真犯人は誰……?
4つの誘拐事件に翻弄される人たちー。
最近のドラマにしては登場人物が多いのが特徴の同ドラマ。
真犯人を容易に悟らせないために脚本家が狙って設定しているのかはわからないが、筆者も混乱している。
阿久津晃(松本幸四郎)の娘、実咲(凛美)の誘拐を東堂樹生(濱田岳)に指示しなかったことが事件に大きく関わっているように思う。
筆者の考察としては、実咲の誘拐には父親である阿久津が関わっているのではないだろうか。
温人からすべてを奪うために、自分の娘の誘拐も企てた阿久津。
しかし、娘の安全は絶対に確保しなければならない。そこで自作自演で娘を誘拐したものの、実咲が予想をはるかに超えた行動を起こしてしまったのではないだろうか。
そして、ラストシーンで未知留(多部未華子)の腕の中にある実咲のタブレットの中身も気になる。
「未知留よ、そんな道の真ん中でロック解除をしないで、まずはどこかに隠れなさいよ!見たい気持ちはよくわかるよ」と言おうと思ったら白い布を持った手が!
ほら、言わんこっちゃない……。
未知留、そして心春(野澤しおり)を誘拐したのはいったい誰なのか?
考えれば考えるだけ混乱するので、大人しく最終回の放送を待ったほうが良さそうだ。
それにしても主題歌を歌うuruの声を聞くと、数年前に放送された日曜劇場「テセウスの船」を思い出す。
「テセウスの船」を観た際も最後まで犯人は誰かと考察した覚えがある。
今回もテセウス同様、犯人は芸人だったという驚きの展開にするならば、捜査一課長、吉乃を演じるサンドウィッチマンの富澤ということになるが……。
果たして真犯人は誰なのか?最終回を楽しみに待とうと思う。
(文:駒子)
–{「マイファミリー」作品情報}–
「マイファミリー」作品情報
二宮和也&多部未華子
夫婦役で15年ぶり共演!!
そんな二人に襲いかかる
前代未聞の“完全誘拐”
娘を助ける唯一の方法は警察排除!?
夫婦だけで娘を取り返せ!!
誘拐事件で試される“家族の絆”
一瞬たりとも目が離せない
ノンストップファミリーエンターテインメント!
出演
二宮和也/多部未華子/賀来賢人/高橋メアリージュン/迫田孝也/那須雄登(美 少年/ジャニーズJr./)山田キヌヲ/渡辺邦斗/藤間爽子/松本幸四郎/富澤たけし(サンドウィッチマン)/大友康平/神野三鈴/大島美優/濱田 岳/玉木 宏
脚本
黒岩 勉
主題歌
Uru「それを愛と呼ぶなら」(ソニー・ミュージックレーベルズ)
音楽
大間々 昂
プロデューサー
飯田和孝
渡辺良介(大映テレビ)
スーパーバイジングプロデューサー
那須田 淳
協力プロデューサー
大形美佑葵
演出
平野俊一
田中健太
宮崎陽平
富田和成
製作著作
TBS