Netflixには世界中から面白い映画が新旧問わず届いていますが、映画をテーマにした面白くて為になる教養番組も配信されていることをご存じでしょうか?
今回は、Netflixで独占配信中の4つの番組をご紹介します!
映画にまつわる専門知識や小ネタ、そして極秘エピソードを徹底的に深掘り。映画オタクなら「なるほど!」「あるある!」と興奮すること間違いナシ。
ボクらを作った映画たち
【ホームアローンの
痛々しいシーンは本物⁉️】【ダイ・ハードの主人公は弱虫⁉️】
『#ホーム・アローン』『#ゴーストバスターズ』『#ダイ・ハード』『#ダーティ・ダンシング』…
数々の名作を手掛けたプロたちが
知られざる”裏側”を語る?✨『#ボクらを作った映画たち』配信開始!#ネトフリ pic.twitter.com/ArHcY0GN4a
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) November 29, 2019
2021年7月より独占配信中。『ダイ・ハード』『プリティ・ウーマン』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など、主に1980年代から1990年代にかけて大ヒットしたハリウッド大作映画の知られざる面白裏話などを紹介する番組。
当時を知る制作スタッフや俳優らに独占インタビューを行い、笑いを交えながら懐かしい思い出を振り返ります。
たとえば『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公マーティの衣装。当初は地味な色のジャケットでしたが、赤いダウンベストに変更されたそう。
たった一つの衣装でも、映画全体の印象を大きく変えてしまいます。
もしマーティの衣装が地味なジャケットだったら、これほど世界中の人々の心に残る不朽の名作にはなっていなかったかもしれません。
大勢の人々が集まって協力しながら、全世界を魅了し感動させる映画を作り上げる。そのためには、途方もないエネルギーとお金、そして奇跡のようなタイミングの良さを必要とすることがよくわかります。
本作を観た後は、普段何気なく見ている映画の一つひとつが”奇跡”だと思うようになるかもしれません。
あなたの知らない卑語の歴史
2021年1月より独占配信中。ファ○ク、シ○ト、ビ○チ、ディ○クなど、映画で多用されてきた卑語の歴史を徹底的に解説!
ニコラス・ケイジが司会進行役を務める、ばかばかしくも真面目で知的な番組。学者や辞書編集者などの専門家にも取材を行い、卑語の起源や社会的背景などを丁寧に掘り下げていきます。
自身も数々の出演映画の中で「フ○ック」を連発してきたニコラス・ケイジは、本作でも卑語を絶叫。その姿は、どこか楽しそうに見えます。
とくにスリルと危険だらけのアクション映画においては、卑語が重要な役割を果たしていると言えます。命がけの状況でも綺麗な言葉遣いをしていたのでは、臨場感も迫力もありませんからね・・・・・・。
ちなみに本作の中では、「大ピンチのときに卑語を叫ぶと火事場の馬鹿力が出やすい」という面白い実験結果も紹介されています。
アクション映画の主人公の言葉遣いが悪いのは、理にかなっているんですね!
–{あとの二つはハリウッドあるあるとお洒落な映画エッセイ}–
ハリウッドを斬る!~映画あるある大集合~
意外と気がつかない、“ありえない演出”って映画の中に多いと思いませんか?そんな“お決まりの展開”や“あるある”を、俳優や映画関係者が解説や問題提起もする番組「#ハリウッドを斬る! ~映画あるある大集合~」。新しい角度から映画を観る面白さを教えてくれます。 pic.twitter.com/5qlLkz8t4M
— Netflix Japan | ネットフリックス (@NetflixJP) October 20, 2021
2021年9月より独占配信中。”ハリウッド映画あるある”なシーンを集めて徹底的に分析・解説するという、まさに映画オタクのための番組です。
司会進行役は、俳優のロブ・ロウ。
たとえばラブコメ。最悪のハプニングから恋に落ちるストーリーが多いですが、もし現実だったら”ただの失礼な人””変な人”で終わるだろうと解説。
ちなみに映画の中で主人公がかじっている林檎や、買い物帰りに抱えているバゲットにも、ちゃんと深い意味があるそうです。
そして壮大なアクション映画にありがちなのが、”墓石に話しかける男性”、そして”遠くから葬儀を見守っている凛々しい男性”。これは、遠ければ遠いほど格好いいそう。
遠くから葬儀を見守る男性のことを、さらに遠くから悠然と見守る男性・・・・・・という”ダブル葬儀見守り”が発生している名作もありますが、さて何の映画でしょうか?
→「ハリウッドを斬る!~映画あるある大集合~」Netflix配信ページ
映画という文化~レンズ越しの景色~
2021年12月より独占配信中。デヴィッド・フィンチャー監督とデヴィッド・プライアー監督が製作した、”映画好きによる映画好きのため”の、お洒落な映像エッセイ集。
自他ともに認める映画オタクな人々が、『ジョーズ』『親切なクムジャさん』『アラビアのロレンス』『48時間』など思い出の映画についてとことん語り尽くすという贅沢な内容です。
今回紹介した他の3作品は、わりと明るくハイテンションな雰囲気ですが、本作の場合は静かで落ち着いたナレーションとノスタルジックな映像に引き込まれます。日常を忘れてどっぷりと映画の世界に浸りたい方にお勧めです。
シリーズ後半のエピソードでは、プロのアニメーターがキャラクター・デザインの秘訣について解説。
動画配信サービスの台頭を受けて、映画とドラマの違い、動画配信サービスの台頭と映画館の衰退などについても映画専門家が熱く語っています。
→「映画という文化~レンズ越しの景色~」Netflix配信ページ
まさに映画オタクのために製作されたような4作品。新しい知識を得るためだけでなく、既にある知識の答え合わせとしてもぜひ視聴をお勧めいたします!
(文・吉野潤子)