2018年8月4日(土)公開の映画『劇場版 仮面ライダービルド Be The One(ビー・ザ・ワン)』。今作は現在日曜午前9:00より放送中の『仮面ライダービルド』初の単独劇場作品です。
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火星から持ち帰られた「パンドラボックス」によって、東都、西都、北都の3つに分断された日本も、戦争が終わり、ひとつになろうとしているかのように見えたものの、その裏には地球外生命体ブラッド族の企みが…。
劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・ 東映
5月には、仮面ライダーシリーズ史上最大規模という北九州ロケも敢行された今作。そんな現場での話題や本作の見どころなどを、仮面ライダービルド/桐生戦兎役・犬飼貴丈さん、仮面ライダークローズ/万丈龍我役・赤楚衛二さん、仮面ライダーグリス/猿渡一海役・武田航平さんに語っていただいています。さらに、彼らの関係性が垣間見える、<相性診断>企画にも挑戦してもらいました!
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──今回のストーリーについてはいかがでしたか?
犬飼:正直にいうと、最初に脚本を読んだときには不安がすごくありました。テレビシリーズで、時に折れながらも、芯を一本通して立ち上がっていく戦兎の姿をしっかり描いてきたうえで、今回のお話だったので、どういう理解をしたらいいんだろうと。それに対して、監督やプロデューサーさんと、ものすごく話し合いをさせていただいて撮影に臨みました。
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赤楚:僕はただただ、「戦兎が苦しそうだな」って…。万丈と戦兎の関係など、映画で新しい何かを見せるということではなく、これまでの積み重ねが大事だったんだなって、脚本を読んだ時に感じました。劇中の万丈は髪型も違いますし、映画を観た方の反応も気になりますね。
劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・ 東映
──武田さんは、犬飼さんや赤楚さんとはまた違う感じの登場でしたね。
武田:おもしろお兄さん来たな、って感じですよね。
犬飼・赤楚:(笑)。
武田:一海と幻徳の大人チームは、若い二人とはまた違う感じで。今回の映画では、物語のスパイスというか、味付けをする側として、二人の手助けができればいいな、と思いながら撮影に挑みました。
──道路を封鎖しての大規模ロケも行われた、北九州での思い出も伺いたいです。
劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・ 東映
犬飼:参加してくださったみなさんから、作品に対しての愛もすごく感じられて。映画に臨むモチベーションも、一気に跳ね上がったと思います!
赤楚:モニターを通して見ていても迫力が伝わって来たので、「これは面白い映画になるんじゃないか」って期待が高まりました。
犬飼:あと、撮影以外では、いかに隙間を見つけて、おいしいものを食べるかっていうテーマを掲げていたので、うどんとかラーメンとか、暇さえあれば食べに行ってましたね。有名なお店を聞いて、素早く行くことに撮影以外では命をかけてました(笑)。
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赤楚:一番思い出に残ってるのは、最後のラーメン屋さん。3軒くらいお店を回った後に行ったんで、それまでに本当にお腹いっぱいになっちゃって(笑)。なのに大盛りとか…。
武田:あと、唐揚げも(笑)。なぜか(水上)剣星さんが、みんなが食べきれないラーメンを「俺、いくよ」って(笑)。
赤楚:最終的に大盛り2杯以上食べてましたよね。
犬飼:「いらないの? だったらちょうだいよ」って(笑)。
赤楚:で、そのあと、タクシーで「気持ち悪い。食べ過ぎた」って言ってましたね(笑)。
──水上さん、4人の中で一番年上ですけど、自由人な感じですね。
犬飼:一番年下感が…。
赤楚・武田:(爆笑)。
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──逆に、一番年上っぽいのは?
犬飼:一番年上っぽいのは、航平さんじゃないですか?
武田:いやいや、貴丈もちゃんとしてるじゃない。剣星さんはお兄さんなんですけど、優しいからね。
犬飼:そうですね。わざとそういう面を見せない。
武田:年上といっても、僕の一個上だし。頼り甲斐がありながらも、ちょっと隙を見せてくれてる優しいお兄さんって感じだね。
–{相性診断と映画の見どころは次ページで}–
ベストマッチは誰だ!?<相性診断>
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長い撮影期間を通じて、お互いのことにも詳しくなっているはず! そこで、お題に対する回答が一致するかどうかで相性をみる、<相性診断>企画に挑戦してもらいました。
結論からいうと、残念ながら正解が一致した人はいませんでしたが、当たらずも遠からずといったところ。ぜひ、3人の掛け合いを楽しんでください。
お題:犬飼くんを喜ばせるには○○をする
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犬飼:「マーベルの話」
赤楚:「一緒にゲームをやる」
武田:「おいしいうどんやラーメンを食べさせる!」
赤楚:(犬飼くんの回答を見て)そっちか!
犬飼:今、MARVELにハマっていて、ものすごくグッズを集めてる最中なので、今、僕がもっとも喜ぶのはMARVELの話です!
武田:確かに。
赤楚:僕は、そろそろ新しいゲームを買おうと思ってたところだったから。
犬飼:ゲームも好きだからなぁ。ある意味正解かも。でも、航平さんのもいいですね。
武田:結構、なんでも喜んでくれるよね(笑)。
犬飼:確かに(笑)。
──どちらか、より正解を決めるなら?
犬飼:(取材時の)時間的に、うどんとラーメンですかね〜。
──やっぱり、おいしいご飯は欠かせない?
犬飼:赤楚とは撮影終わりによく、ラーメン食べに行ったりするよね。
赤楚:うん。
お題:赤楚くんはひと言でいうと○○
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犬飼:「天然。」
赤楚:「まじめ。」
武田:「純白。」
──赤楚さんは、2人から「まじめ」だと思われてると思う?
赤楚:そうじゃないですかね…? 多分、僕が一番踏み込めない人間だと思うので。怒られることが苦手なので、あまり挑戦せずに無難な道を選んじゃうというか…。
武田:俺も「天然」と迷った! すごく優しいところもあるし、何にでも染まってしまいそうな危うさも感じる。私生活も役に寄ってきてるというか、龍我っぽいド直球なところが出てきてるところが面白い。すごく純粋で、役にも染まりやすい感じがするので「純白」かな、と。クセがあんまりないってことかな…? 貴丈なんてクセだらけだもんね(笑)。
犬飼:あはは!
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──赤楚さんの天然エピソード、あったりします?
犬飼:これから何をする、とか、今おかれている状況を把握する能力が非常に独特。さっきも、「このまま同じ部屋で取材」って言われてたのに「俺は次どこ?」って聞いてきたでしょ(笑)。
武田:(爆笑)。
犬飼:ふわっとしてるが故なのかな、って思います。
赤楚:…そうかもしんないですぅ(拗)。
──どっちが当たってると思います?
赤楚:どっちも当たってると思うけど、自分から「天然」って言いたくない…。
武田:「純白」も嫌じゃない(笑)?
赤楚:どっちも言いたくない(笑)!
お題:武田くんは○○な瞬間がセクシー
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犬飼:「髪をいじるとき。」
赤楚:「ねがお。」
武田:「変身!前のアレ。」
犬飼:それ、セクシーだと思うんですか(真顔)?
武田:お…思うよ〜(照)? やっぱ変身前の指差しのトコでしょ。てか、「セクシーだと思うんですか?」とか聞いてくるなよ〜(笑)!
──「髪をいじるとき」というのは?
犬飼:髪を耳にかけてるときがあるんで、そういうときに色気があるんじゃないかなぁって。
武田:ありがとうございます。
犬飼:はい。
武田:なんだよ〜(笑)!
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赤楚:僕は寝てるとき。寝るときって、下向いてることが多いから、まつ毛長いな〜って気づくとか。
武田:そういうところ見てくれてるんだ。
赤楚:寝顔、バシャバシャ撮ってるんで。
武田:撮られてるときある! なんか頭に乗っけたりとかしてるでしょ(笑)。
お題:3人一緒のシーンで特に印象に残っているシーン
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犬飼:「46話 バーベキュー」
赤楚:「青羽の死」
武田:「西都制圧編」
武田:青羽のところは俺も浮かんだ。
犬飼:確かに。でも僕は、最終決戦の前夜のバーベキューのシーンにしました。ちょっとほっこりするところ。『仮面ライダービルド』って、ストーリーがシリアスな分、みんながにこやかにしてるシーンって少なかったので、瞬間的にでもみんなが幸せそうなのがよかったなぁって思うし、キャストもみんな楽しんでたよね。戦兎としても僕としても印象的なシーンでした。
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武田:3人のシーンにこだわって選びました。東都対西都のあたりは3人で頑張っていた展開だったので。青羽の死を乗り越えて、3人で一緒に戦うことになったのは話としても面白かったですし、ビルドがラビットラビット・タンクタンクフォームで強くなるところでもあったし、龍我が敵の嘘を信じて負けてしまうとか、人間的なよさがすごく出てたなと思います。
赤楚:そこに繋がるところになりますが、青羽の死は『仮面ライダービルド』いちの衝撃でしたよね。これからまだ放送はありますけど、3人の中で共通している衝撃的なシーンだったと思います。
武田:死っていう事実を、目の前に突きつけられたシーンだったよね。ふたりの芝居がすごかった。
赤楚:いや、戦兎と一海ですよ。
武田:いやいや、よかったよ、本当に。あの時の「おい!」っていう、衝撃的な表情を忘れられないよ。謝るシーンもだし、語りきれないね。
『仮面ライダービルド』を見たことがない人も連れて劇場へ!
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──では最後になりますが、今作の見どころを教えてください。
武田:テレビの撮影と並行で大変なスケジュールの中、本当にみんなで一生懸命作った作品です。たくさんの方に集まっていただきましたし、スタッフ、キャスト、エキストラさん全員で作った映画なので、熱量がすごいです! 大迫力のスクリーンで見ていただいたら、より一層楽しめると思うので、ご家族、友達との夏の思い出に、ぜひ劇場へ足を運んでください!
赤楚:『仮面ライダービルド』単体での劇場版としては、最初で最後の作品になると思うんですけど、本当に過酷なスケジュールの中、スタッフさんたちもキツかっただろうし、みんなでもがきながら撮影に臨みました。この作品にかける思いの強さを、画面を通して感じていただける作品になっていると思うので、そこを楽しみにしていただきたいです。
犬飼:2人がほとんど言ってくれたんですけど、僕たちのすべてが詰まっている作品になっています。なにより、美男美女がものすごく出てるので、好きなキャラクターを見つけて帰っていただくという楽しみ方もあるのかなと(真顔)。
武田:それは新しい(笑)。
犬飼:よりどりみどりなキャラクターが揃っているので、『仮面ライダービルド』を見たことがないという人でもお気に入りが見つかって、興味を持ってもらえると思います。ぜひ、初めて「ビルド」を見る友達も一緒に、劇場までお越しください!
(写真:HITOMI KAMATA、文:大谷和美、小道具協力:クローリク)