2017年6月10日(土)に映画版が公開された、人気ドラマ『昼顔』に出演し、セクシーな俳優として人気に火がついた斎藤工さん。
年末に放送されたバラエティ番組『ガキの使いやあらへんで! 絶対に笑ってはいけない科学博士』で披露した、サンシャイン斎藤のイメージが強いという人もいるかもしれません。
「すべてのセクシーの生みの親!」というセリフ、とてもインパクトがありました。
そんな彼は、俳優としてはもちろん、マルチに活躍していることを知っていますか? イケメンに関する記事を連載している「シネマズ女子部」第10回では、斎藤工さんの魅力と、おすすめの出演作品をご紹介します!
1981年8月22日生まれで、現在35歳の斎藤工さん。15歳の時に芸能界に入り、高校生時代は180cm超えの長身を生かし、「TAKUMI」という名でモデルとして活動。『MEN’S NON-NO』や『POPYE』などの雑誌だけでなく、有名ブランド『ルイ・ヴィトン』や『イッセイミヤケ』などのファッションショーにも出演しています。
2001年に、映画『時の香り~リメンバー・ミー~』で俳優デビューを果たし、少年漫画を原作にしたミュージカル『テニスの王子様』の忍足侑士役でも人気に。その後は、ボーイズラブ作品にも出演。主演を務めたドラマ『最上の名医』では天才小児科医を演じたり、2016年の映画『団地』では宇宙人を演じるなど、幅広い作品や役柄でキャリアを積んでいます。
一方では、2005〜2006年の情報番組『ラジかる!!』で、人妻と温泉に入るコーナーを担当していたことも(この頃からセクシーの片鱗がみえていたのかもしれません)。2007年には歌手デビューを果たし、同年からbayfm『TAKUMIZM』のメインパーソナリティーを務めたり、2017年にはファッションブランド『ヨウジヤマモト(yohjiyamamoto)』のモデルとしてパリコレにも出演。
そんな、なんでもできるイケメン俳優・斎藤工さんの魅力を3つピックアップしてご紹介します。
斎藤工の魅力1 十数秒でも伝わるセクシーさ
2017年6月10日公開の映画『昼顔』に出演している斎藤工さん。2014年のドラマ版で、人妻役の上戸彩さんと禁断の愛を熱演し、そのセクシーすぎる演技で話題になりました。映画は、ドラマ本編から3年後が舞台。一度は別れを誓ったものの、偶然の再会で、再燃する2人の姿が描かれています。
また、ドラマはもちろん、CMでもその色気は溢れ出ています。『たかの由梨ビューティークリニック』や『東京シティ競馬』などのCMは、見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。十数秒というわずかな時間で視聴者をドキッとさせる表情や声色など、色気を醸し出す姿が印象的です。
斎藤工の魅力2 イケメンなのにお笑いにも全力
年末の人気番組『ガキの使い〜』で、芸人のサンシャイン池崎に扮し、サンシャイン斎藤を全力で披露。全力でネタを披露した後の表情は、多くの方の脳裏に焼きついたはずです。
大人の魅力の印象が強い彼の別の面がみえた番組、そしてこれが本家のサンシャイン池崎さんの大ブレイクに一役買ったと言っても、過言ではないでしょう。
年が明け、2017年1月に放送された日本テレビ系情報番組『PON!』にVTR出演された斎藤さん。「出演することを決めた理由は?」という質問に、「(ガキの使いは)大ファンな番組。世代的にもドンピシャ」だったそうで、「リスペクトを込めてやるなら本気で、命(タマ)を取りに行く覚悟を持って挑んだ」と語っていました。
ちなみに、収録のために何度も練習を重ねたそうで、実際のネタはオンエアの倍の長さがあったそう。いつかフルサイズでも見てみたいですね。
また、同事務所の芸人、永野さんとも仲がいいそうで、同番組では誕生日会に呼ばれたエピソードなども話していました。
斎藤工の魅力3 映画オタクで監督作品も多数
(C)2017「blank13」製作委員会
WOWWOWの映画番組『シネマNAVI』のパーソナリティとして、毎回映画トークを繰り広げている斎藤さん。雑誌『映画秘宝』などでも連載を持っています。
2018年にはメガホンを取った映画『blank13』が公開決定。主演は高橋一生さん、そして斎藤さんも俳優として出演しています。実は『blank13』は、斎藤さんの監督作品としては7作目。今回が初の長編映画です。
13年前に借金を残し失踪した父と、余命3ヶ月で再会を果たした家族。半年後、父の参列に訪れた人たちから、空白だった父の13年間が明らかになっていくという、実話に基づいたヒューマンドラマです。
2017年3月に開催された「ゆうばりファンタスティック映画祭」でお披露目され、高評価を得た今作。オタクと呼ばれるほど映画が好きで、俳優としても数多くの現場をこなしてきた斎藤さんだからこそ作ることのできた映画かもしれませんね。同作は、2018年2月3日にシネマート新宿で公開予定です。
–{斎藤工出演のオススメ映画は?}–
斎藤工さんの魅力を紹介してきましたが、いろんな彼の姿を知りたいと思った人にオススメしたい3作をご紹介します。
斎藤工が悲壮感ある男を演じる 『悪夢のエレベーター』(2009)
木下半田の人気小説を実写化したサスペンス・コメディー。斎藤さんは妻の出産に立ち会うために先を急ぐ、浮気帰りの男を演じています。
エレベーターに閉じ込められた男・小川順(斎藤工)と訳ありな3人の男女。密室の中で1人ずつ、自分の過去や秘密を暴露し始めます。そして順も、自分が不倫をしているという事実を明かし…。
同じ不倫でも、『昼顔』での斎藤さんとはまったく違う姿を観られる今作。ストーリーが進んでいくなかで、人と人との騙し合い起こり、ある結末にたどり着くまでの、手に汗握る展開を体感していただきたいです。
セクシーな斎藤工が観られる 『無伴奏』(2016)
成海璃子さん主演映画で、斎藤さんはミステリアスな色気を持つ男を演じています。
1969年、日本中で反戦運動や学園紛争が起こった激動の時代。時代に流され同級生と学園紛争を行なっていた女子高生の響子(成海璃子)は、喫茶店「無伴奏」で大学生の渉(池松壮亮)や祐之介(斎藤工)に出会います。会うたびに渉に惹かれていく響子は、彼らの複雑な関係に巻き込まれていく…。
喫茶店を舞台に女子高生から大人の女性へ成長していく少女の姿を描いた、作家・小池真理子の半自伝的小説が原作です。
渉と悠之介には驚きの過去があり、そこが今作で注目された、斎藤さんと池松壮亮さんのラブシーンに繋がっています。セクシーな斎藤さんが観られますが、もちろんラブシーンだけに注目していただきたい作品では決してありません。
女子高生と大学生の恋愛という、憧れも抱きそうなストーリーなのに、とても切ない。そして衝撃的な結末が待っています。
池松さんを特集した記事(「池松壮亮のラブシーンは、ただ”激しい”だけなのか?」)でもこの作品について紹介しているので、ぜひこちらも読んでみてください。
斎藤工のアクションシーンが必見!『虎影』(2015)
斎藤さんは、かつて最強と呼ばれた忍「虎影」を演じています。
“最強の忍”の名を6年前に捨て、家族と静かに暮らしていた虎影。しかし、妻と息子を人質に取られ、隠された財宝が記された“二つの巻物“をめぐる命懸けの争奪バトルに巻き込まれることに…。虎影は愛するものを救うため、再び刀を抜くことを決意します。
映画『進撃の巨人』の特殊造型プロデューサーを務めた西村喜廣さんが監督というだけあって、迫力のある映像が物語を引き立てます。
予告編を見ると、かっこいい忍者モノ! 感動家族モノ! という印象を受けますが、実はとてもギャグ要素が多い作品。
笑いあり、アクションあり、感動あり、なんでもありの今作ですが、注目ポイントは斎藤さんのハードなアクションシーン。合気道を趣味にしている斎藤さんのアクションは必見。また、過激な演出も多く、ホラー映画に出てきそうな敵たちは、「ちょっとやりすぎでは?」と思わず笑ってしまうほど。
幼い頃に見たヒーローもののような、どこか懐かしさを感じることのできる作品です。
「『昼顔』しか知らなかった!」、「『サンシャイン斎藤』のイメージが強すぎる!」という方こそ、いろんな作品を観て、斎藤工さんの多面的な魅力を知っていただくことをオススメします。
(文:沼尻栞那)
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