ヒトラーに抵抗した夫婦の実話―『ヒトラーへの285枚の葉書』予告映像

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ハンス・ファラダのベストセラー小説を実写映画化する作品『ヒトラーへの285枚の葉書』の予告映像が解禁となった。

映画『ヒトラーへの285枚の葉書』予告映像解禁

ヒトラーへの285枚の葉書

フランスがドイツに降伏した1940年6月、ベルリンの古めかしいアパートで暮らすオットー(ブレンダン・グリーソン)とアンナ(エマ・トンプソン)のクヴァンゲル夫妻のもとに1通の封書が届く。それは最愛のひとり息子ハンスが戦死したという残酷な知らせだった。心のよりどころを失った夫婦は悲しみのどん底に沈むが、ペンを握り締めたオットーは「総統は私の息子を殺した。あなたの息子も殺されるだろう」とヒトラーへの怒りをポストカードに記し、アンナとともにそれを街中にこっそりと置くというささやかな活動を繰り返すようになる。だが、それを嗅ぎ付けたゲシュタポの猛捜査がクヴァンゲル夫婦に迫りつつあった――

ヒトラーへの285枚の葉書 サブ1

映画『ヒトラーへの285枚の葉書』は、ドイツ人作家ハンス・ファラダがゲシュタポの文書記録から終戦直後に書き上げ、今世紀になって欧米でベストセラーとなった小説「ベルリンに一人死す」を実写映画化する作品。

主演を務めるのは『ハワーズ・エンド』のエマ・トンプソン。そのほかに『未来を花束にして』のブレンダン・グリーソン、『グッバイ、レーニン!』のダニエル・ブリュール、ミカエル・パーシュブラント、モニーク・ショメットらが共演している。メガホンをとるのは『シラノ・ド・ベルジュラック』などで俳優としても活躍するヴァンサン・ペレーズ監督。

このたび本作の予告映像が解禁となった。

ヒトラーへの285枚の葉書 サブ2

映像には、ヒトラー政権時代の不穏な空気の中、戦争、政府に異議を唱えることがどれだけ危険な行為だったのかを想像させる緊迫感あふれるサスペンスタッチから、お互いの愛情と敬意を再確認する切ない夫婦愛のドラマが盛り込まれたシーンの数々が収められている。

映画『ヒトラーへの285枚の葉書』は2017年7月8日(土)より、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国順次公開。

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