早口言葉で十勇士の絆を試す!?映画「真田十勇士」公開初日舞台挨拶レポート

映画コラム
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9月22日(木)、丸の内ピカデリーにて映画「真田十勇士」の公開初日舞台挨拶が開催。真田十勇士役の中村勘九郎さん、松坂桃李さん、永山絢斗さん、加藤和樹さん、高橋光臣さん、駿河太郎さん、村井良大きさん、荒井敦史さん、望月歩さん、青木健さん、真田幸村役の加藤雅也さん、そして真田幸村らを取り巻く役どころの大島優子さん、石垣佑磨さん、大竹しのぶさんというビッグキャストと、映画「真田十勇士」を手掛けた堤監督という総勢15名が登壇する豪華なイベントとなりました。

今作は、「天下の名将・真田幸村の伝説は実は猿飛佐助に仕組まれたものだった!」という大胆な発想のもと、腰抜け男・真田幸村(加藤雅也)を猿飛佐助(中村勘九郎)ら真田十勇士が天下一の武将に仕立て上げていくといった内容です。また、堤監督が演出を手掛け、2014年に大ヒットした舞台「真田十勇士」も再演が決定。さらに同時期に出版化も予定され、「真田十勇士」は映画でも舞台でも小説でも楽しめる作品となっています。

リアルタイムでゲストが会場へ!

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映画「真田十勇士」の上映後、ざわつく会場のスクリーンにゲストがリアルタイムで会場へと向かう姿が映し出されました。真田軍に囲まれながら会場へと向かっていたゲストがようやく入場すると、到着を待ちわびていたファンの方々は大喜び。総勢15名のゲストが入場し終わるまで会場は拍手に包まれていました。登壇後は、自身らが写されていたスクリーンに釘付けになっているゲストも。

キャスト・監督からの一言挨拶

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真田十勇士の中でも中心的な存在である猿飛佐助とそれを支える忍者・霧隠才蔵を演じた勘九郎さんと松坂さん。当日はあいにくの雨でしたが、それでも多くのお客さんが初日舞台挨拶に参加してくださったことに感動していたお二人。強い感謝の気持ちとともに、映画「真田十勇士」を見て心に残ったことをぜひ周りの方に伝えていただけたら、と述べていました。

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○○な大島さんは××といった役どころ。今回の舞台挨拶はお昼頃に行われたこともあり、「今日はもっともっといい一日をスタートさせてください」と大島さん。この一言がゲストにもお客さんにも印象に残ったようで……。

–{映画「真田十勇士」でいい一日をスタ―ト!?}–

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〇〇といったキャラクターを演じた永山さん。一言挨拶では感謝の言葉とともに「ここにいる皆さんが今日の最後までいい日になることを願っております」と大島さんの言葉をアレンジしたような挨拶を。大島さんからも「同じこと言ってるじゃないですか」と突っ込まれていました。

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「このメンバーとこの作品を作れたことを本当に幸せに思っております」と述べた高橋さんですが、最後には「みなさんが今日一日幸せに過ごせますよう願っております」と再び大島さんの言葉が。会場の皆さんを笑わせてくれました。

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とても緊張した様子で「今すごくどきどきしてて……皆さんとこんな日を迎えられて本当に幸せに思っております」と望月さん。彼はなんと高校一年生なのだそうで、MCに年齢を尋ねられ、「今15歳です」と言ったときには会場がどよめきました。高校1年生とは思えないくらいしっかりしていて、今後の将来がとても楽しみですね。

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そして最後は堤監督からの一言挨拶。「いうことはほとんどなくてひとつだけ、今日をもっといい日にしていただければなと」と、大島さんの言葉を忘れかけていた会場に再び笑いを誘いました。

–{早口言葉で絆を試す!?}–

映画「真田十勇士」のテーマは「絆の強さ」

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十勇士の力で、腰抜け男・真田幸村を天下一の武将に仕立て上げるという今作品。作品の中では十勇士の絆がとても重要になってくるということで、撮影中にもキャストたちの絆を強くするためにあることをやっていたのだとか。それはなんと早口言葉!舞台挨拶でも十勇士の「絆の強さ」を実証するためやってもらうことに。

お題は早口言葉の定番「あぶりかるび」で、一定のテンポを保ちながら青木さんから監督まで繋いでいきました。結果は無事成功!キャストたちの「絆の強さ」は本物のようですね!

女性陣が秘めた想いを抱いちゃうほど魅力的な人は誰だ!

大竹さんが選んだのは望月さん!その理由とは?

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「撮影の時もっと小さかったのに…。いつのまにかこんな大きくなってすごいなっておもいました」と大竹さん。期待値も込めて魅力的だと判断したようですね。そんな望月さん、撮影当初に比べると10センチ近く身長が伸びたようです。さすが育ちざかりの高校生ですね!

大島さんが選んだのはまさかのあの人!?

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大島さんは魅力的な人の肩に後ろから触れるというタッチ方式で選ぶことに。「え?どうしたらいいの?」と困っていた大島さんは監督に助け舟を求めます。監督にこっそり耳打ちされると、大島さんは「あ、でも確かに!」と納得したご様子。そして大島さんが肩に触れたのはなんと……大竹しのぶさん!

大島さんに選ばれて、大竹さんは非常に驚いた様子でした。監督によると、大竹さんが魅力的だということを大島さんはずっと言っていたそう。「すごく嬉しかったんです、ご一緒出来て。大竹さんが目の前で寝てるのを結構見てて、大竹さんの寝顔をずーっと観察してる時間がすごく楽しかったです」と大島さん。大竹さんは「そんな褒め方ありなの?ありがとうございます」と照れていらっしゃいました。

一方選ばれなかった男性陣は残念がっていた様子で、「我々はドキドキしっぱなしだったんですけどね」と松坂さん。勘九郎さんも「見ていただいたらわかる通り佐助は眼中にないですからね」と役柄に合わせたコメントをしていました。

–{締めは3・3・7拍子!}–

映画「真田十勇士」を振り返って監督から一言

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監督「舞台からはじまってここまでこれたこと、本当に幸せに思います。再演で同時に舞台「真田十勇士」もやっています。違うベクトルでやっているものですけども、舞台をみてそのあとに映画をみてもいいし、映画を見た後に舞台でもいいし、それぞれご覧になっても相当に面白い作品になったと自負しておりますので、全国の皆さんにどんどんひろまっていければいいなと思います。本日は本当にありがとうございました」

締めは観客・ゲスト全員で3・3・7拍子

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最後はゲストが観客席に移動し、大島さんと勘九郎さんの音頭で3・3・7拍子。約800人がぴったり揃った3・3・7拍子の後にはキャノン砲が放たれ、華やかで気持ちの良い締めとなりました。

十勇士たちの絆の強さ、そして男の生きざまを見せつけられる映画「真田十勇士」は2016年9月22日(木)から公開中です!

(取材・文:しましま)