はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
八雲ふみねです。
気分を変えて、新緑の中で原稿を書いてます。
iPad mini が大活躍!
…というコトで。
八雲ふみねの What a Fantastics! ~映画にまつわるアレコレ~ vol.63
今回は…。
『CONFLICT-最大の抗争-』初日舞台挨拶模様をお届けします。
日本最大のヤクザ組織・天道会。
その傘下になる兵頭組の組長が殺害された。
天道会若頭で鷲尾組組長の鷲尾一馬は、兵頭殺害の背後に、元天道会若頭補佐で今は東京の半グレやアウトローを仕切る明神良成の存在があると確信。
そんな折、天道会5代目会長・勝重から、「東京カジノ化計画」の利権争いの鍵を握る遠山凪という女性のの身柄を押さえるよう命令じられた鷲尾は子分と共に行動に出るが、武装した若者集団に襲撃されてしまい…。
小沢仁志、哀川翔、白竜らVシネマや任侠映画界を支えてきたオールスターキャストで贈る、任侠エンターテインメント。
スクリーンに登場する顔はどれも、Vシネマ全盛期から馴染みのある顔ぶれ。
イカついキメ顔、ぶつかり合う激しいアクション、飛び散る血しぶきに、お約束の(!?)セクシーシーン。
どこを切り取っても「Vシネあるある」なテイストに、うっひょ〜!!!と歓喜の雄叫びをあげたくなる一作です。
そんな『CONFLICT-最大の抗争-』の劇場公開を記念して、初日舞台挨拶に主演の小沢仁志さんが登壇。
八雲ふみねが司会を務めました。
今回のテーマは「小沢仁志、世相を斬る」。
キャスト・スタッフを代表して初日舞台挨拶立つ小沢アニキが、世間を賑わせている社会・芸能に対してもの申す。
テーマからして、ギリギリトークになること必至のこの舞台挨拶。
それなのになんと、ニコ生中継が入っているというチャレンジャーぶり。
…というコトだったのですが。
–{さぁ、波乱の初日舞台挨拶の幕開け!}–
「何度もこういう舞台に立っているけど、お客さんが入っているかとか考えて、毎回ドキドキします」と、かっこ良く切り出す小沢仁志さん。
待望の最新作がようやく公開初日を迎えた、いまの気持ちを伺うと…。
「2時間43分と長いけど、オレ寝なかったよ。キャストそれぞれに見せ場があって面白いから。だから今日映画を観た人の口コミで広がってくれると嬉しいね」と、ココまではよかったのですが…。
「今日は、オレ一人で30分(の舞台挨拶を)やんなきゃいけないんだよ。ノドが乾くからさ…」と言う小沢さんに促されて、スタッフが持ってきたのは缶チューハイ。
夜も更けた初日舞台挨拶というコトで、いきなり大人モードに突入です!?
お酒を片手に共演者についてのコメントを繰り出すと、なにやら客席からはドスの聞いた暴言が…。
「おい、その話はなげぇのか???」
その声の主は…。
小沢仁志さんの弟、小沢和義さん!
「兄貴が暴走しないように来ました!」とおっしゃってますが…。
手には兄貴への差し入れ、ジンボトル。
暴走を止めたいのか煽りたいのかビミョーなトコロではありますが、せっかくの機会なのでお二人でのフリートークがスタート。
私はステージ上のパソコンでニコニコ生中継を観ながら、ユーザーさんのコメントをピックアップしながらの参加です。
(注意:私、試験勉強しているワケではありません…。)
和義さんいわく事前に募集したアンケートを元に(?)、トークは繰り広げられます。
和義さん「“顔面凶器”と呼ばれてますが、そろそろ“顔面兵器”になるんじゃないですか?」
仁志さん「うるせぇ、この野郎!」
…なんて噛み付きながらも、これまでの出演作品を振り返りながら仲良く兄弟トークを展開するお二人。
ふと我に返った仁さんが「これじゃ、普段酒呑みながら話してるのと同じじゃねぇか」と、照れ隠しにボヤく一幕も。
でもこのラフさが、ファンにとってはタマらないんですよね〜。
和義さん「そろそろ引退して、世代交代してもいいのでは?」
仁志さん「それは以前から言ってるように、下の代にバトンタッチしたいよね…。」
…と話したトコロで、ニコ生ユーザーの書き込みが炸裂。
やめないで!
もっと観たい!
まではいいのですが、
ゴジラを倒してからにしましょう!
仮面ライダーになってくれ!
アベンジャーズと闘ってほしい!
エクスベンダブルズに出てほしい!
うんうん、どんなヒーローが相手でも“顔面凶器”ならぬ“顔面兵器” の仁志アニキなら、なぎ倒してしまいそうですな…。
–{実は小沢仁志は○○な人だった!}–
その後も、会場にいる共演者・スタッフに呼びかけては、ステージに登壇させる仁志アニキ。
仁志さんが期待を寄せる後輩・本宮泰風さんが登壇。
続いて、メガホンを取った藤原健一監督が。
(注意:決して藤原監督が絡まれているわけではありません。)
小沢仁志さんの独壇場となる予定だった舞台挨拶でしたが、フタを開けてみればサプライズの連続。
お酒を飲みながらのトークも、本宮さんと監督の登場も、仁志さんがお客様に仕掛けた逆サプライズ。
すべて「映画の完成と公開を祝して、みんなで楽しく盛り上がりたい」という、仁志さんのイキな計らいでした。
“顔面凶器”だの“顔面兵器”だの言われても、小沢仁志さんは気遣いの人。
アニキはやっぱり、カッコいい!!!
そのおかげで、お祭りのように賑やかな初日舞台挨拶となりました。
最後に。
フォトセッション時もジンを手放さない小沢仁志兄貴、さすがです。
『CONFLICT~最大の抗争~』は2016年5月28日からシネマート新宿ほか全国順次公開です。
それではまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。
CONFLICT-最大の抗争-
2016年5月28日からシネマート新宿ほか全国順次公開
監督・脚本:藤原健一
出演:小沢仁志、本宮泰風、中野英雄、大沢樹生、元木大介、赤井英和、小沢和義、諸星和己、的場浩司、白竜、哀川翔 ほか
©2016「最後の抗争」製作委員会
八雲ふみね fumine yakumo
大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。