巴亮介作のサイコスリラー漫画「ミュージアム」を、小栗旬主演で大友啓史監督が映画化することが発表された。
主演・小栗旬!巴亮介作のサイコスリラー漫画を映画化『ミュージアム』
次々に発生する猟奇殺人事件。それは雨の日だけ発生していた。そして、まるで見つけられる事を前提にしたかのように演出された殺し方。“ドッグフードの刑”“母の痛みを知りましょうの刑”など、残された謎のメモ。これはただの殺人事件ではないと気付いた警視庁捜査一課の沢村久志刑事(小栗旬)は、連続殺人の関連性に気づく。すると次のターゲットに沢村の妻と子供がリストアップされていた!次第にあぶり出されて行く犯人像、犯人は必ずカエルのマスクを被り事件を実行していた。殺すターゲットを絞り、情報を集め、殺し方を演出する。沢村の情報も徹底的に調べ上げられ、準備が着々と進められて行く。そして、残された手がかりから犯人を追い詰める沢村だったが、それは全てカエル男によって仕組まれた罠であった。絶望的な状況に追い込まれた沢村に、妻子を救う希望はあるのか――
(C)巴亮介/講談社 (C)2016映画「ミュージアム」製作委員会
映画『ミュージアム』は、2013年に「ヤングマガジン」で連載された巴亮介作の同名サイコスリラー漫画を実写映画化する作品。主人公である残虐な猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村久志を小栗旬が演じる。本作で小栗旬は、犯人を追うはずが、絶望的状況に追い詰められるという超難役に挑む。メガホンをとるのは『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督。
今回の発表にあわせて、小栗旬ならびに大友啓史監督、原作者の巴亮介氏からのコメントがシネマズに到着している。
–{小栗・監督・原作者からコメント}–
小栗旬/主人公・沢村久志役
漫画を読みきった時、本当に嫌な気持ちになりました。しかし、昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします。何故、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。皆さんと一緒に考えられる作品になればと全力で演じさせていただきます。
大友啓史監督
こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。まったく思いもよらないところから、不意に顔の見えない何かが襲い掛かってくる。今まで蓄積してきたものが、一瞬にして台無しにされてしまう。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています。同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優の一人、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います。
巴亮介/原作
自分が描いたモノが映画になるなんて夢のようで、さらには大好きで何度も観ている『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを握ってくださり、そのうえ僕が学生時代からドラマや映画の第一線を走り続けている、日本を代表する俳優の小栗旬さんが主演してくださるなんて信じられない話です。今から完成がとても楽しみでわくわくしています。監督さん俳優さんスタッフさん、作品に携わる多くの皆様に心より感謝です。
映画『ミュージアム』は2016年全国公開予定。
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