（上段左から、平沼紀久、ELLY、登坂広臣、今市隆二、HIRO、下段左から、佐藤寛太、町田啓太、岩田剛典、鈴木伸之、山下健二郎、佐藤大樹）
10月20日（火）、丸の内ピカデリーにて10月21日（水）より放送スタートの連続ドラマ「HiGH&LOW～THE STORY OF S.W.O.R.D～」第1話の試写会が開催され、舞台挨拶には劇中で「山王連合会」のメンバーを演じるキャスト、プロデューサーたちが登壇。
総合プロデューサーを務めるHIROさんの挨拶から、舞台挨拶がスタートします。
「音楽やドラマ、映画、ツアーを連動した世界初のエンターテイメントプロジェクトとして、みんな気合が入っています。力を合わせて最高のものを作っていきたいと思っています。メンバーとコミュニケーションを取っているなかで、アーティストの側面と役者の側面を両方照らし合わせて、夢を反映できるような作品をいつか作りたいと思っていたので。今回すごい機会をいただくことができました」
また、第1話の感想を尋ねられたHIROさんは、今後のドラマに感情がどんどん入っていくような話で、これからのプロジェクトの広がりを感じさせるスケール感に、この先が楽しみだと話していました。
キャスティングについては、メンバーのことを一番知っているHIROさんと相談しながら脚本を書いたという平沼さん。
また、「今回、“全員主役”というキャッチコピーがあるんですが、ひとりひとりの人生はそれぞれが主役だということで書いているんですが、こんなに豪華なメンバーなら全員が主役でもいいんじゃないかということで。ただ、登場人物が多いので、かき分けが大変で今も苦労しながら書いています（笑）。ひとりひとりのキャラクターに自分を重ねて見ていただけたら面白いと思います」と、脚本と担当する上での苦労と見所を語っていました。
各メンバーからのコメント
MCがテーマごとに各メンバーに質問します。
岩田さんと鈴木さんに質問されたテーマは、第１話を観ての印象。
岩田「未だかつてないドラマで、あっという間の30分でした。1話目なので、出演者やチームの紹介、見所のアクションシーンなど、このドラマの挨拶替わりの30分だったと感じました。プロジェクト第一弾のドラマとして、自分たちが山王連合会というチームを務めさせていただけることを誇りに思っています」
鈴木「僕たちは山王連合会というチームで出させていただきますが、皆さんに愛されるような親しみを持ってもらえるようなチームやキャラクターにしていこうという思いがあって、平沼さんたちにも考えて書いていただいたので、それを大事に演じていきたいと思います」
山下さんと佐藤寛太さんには、アクションシーンについて。
山下「アクションシーンがこの作品の見所のひとつで、山王連合会でもそれぞれファイトスタイルが違って、そういうところも観ていただけたら。スタントチームと密に話し合って、殺陣のシーンや殴るシーンをやっているんですけど、顔以外は本当に当ててくださいと言われて驚きました。なので、リアルな仕上がりになっていると思います」
佐藤（寛）「アクションシーンはすべて1日で撮ったんですけど、なかでも山王メンバーが次々出てくるシーンはその日の最後に撮ったんです。改札口での撮影だったので、始発が出るまでに撮りおわらないといけなくて、体力的な限界と時間的なリミットもあり、すごいプレッシャーの中、緊張したシーンでした」
町田さんと佐藤大樹さんには役作りについて。
町田「平沼さん、HIROさんが言われていたとおり、ひとりひとりのキャラクターが輝くように書いてくださっているので、その中でどう演じるか考えたのですが、自分自身が思うように、本当に演じやすくやらせていただけてます。それがこの先、どのように広がっていくんだろうっていうのもみなさんにも想像していただきながら観ていただけるのかな、と思っています」
佐藤（大）「アクションシーンもありますし、見た目も相当男らしく見えるように、説得力のある身体にするようにとHIROさんがおっしゃっていて。あと、“いつでも脱げるように”ということを言われて（笑）、トレーニングしたり格闘技を習いにいったりしました」
「岩田さんは劇中の目つきがいつもと違いすぎますね」とMCからつっこまれる一幕も。
岩田さんがその指摘に思わず笑いをこぼしながら「寡黙な役なので、目力で演じてます。意外かもしれないけど、そういう一面も持っているということで（笑）」と話すと、HIROさんは「岩ちゃんはさわやかだから大丈夫だよ（笑）」とフォローしていました。
–{メンバーも知らない顔？}–
メンバーも知らない顔？
普段は音楽活動を共にしているメンバーとの共演について、MCから質問があると、「健二郎さんとは実は映像では初共演ですよね。でも音楽活動でいつも一緒なので、同じチームをやらせていだたけたことがありがたくて、普段の関係値がそのまま映像にも出てると思います」と岩田さん。
それを受けて山下さんが「非常にやりやすかったです」と答えると、岩田さんは「しかも、健二郎さんは普段どおり関西弁なので、めっちゃはまり役なんです（笑）」と話し、「何も変わらない自分がそこにいたと思います（笑）」と山下さんも返し、普段の関係性がのぞけるようなやりとりをしていました。
また、岩田さんは現場での山下さんに対して特にギャップを感じなかったそうですが、山下さんが岩田さんが役に入っている姿を見たときには「あんな顔でタバコくわえるんだ～」と驚きがあったそう。
「普段、キラースマイルの岩ちゃんですからびっくりしますよね。和気あいあいと演技プランを相談している時も、「よーい！」って声がかかった瞬間にこう、すぐスイッチが入るので、さすがだなと思いました」と、あごをクイっと上にあげるジェスチャーしながら語る山下さんの姿に客席からも笑いが起こっていました。
ゲストには楽曲でプロジェクトをサポートするメンバーが登場
サプライズゲストとしてELLYさん、今市さん、登坂さんが登壇すると、登場を知らされていなかった客席からは大きな歓声が上がります。
まずは楽曲のポイントについてそれぞれからコメントが。
今市「今回三代目J Soul Brothersとして、MUGENというチームの曲「MUGEN ROAD」を担当させていただいています。すごくアッパーな曲ですし、無骨さとか強さを感じるチームのイメージにぴったりの曲だと感じます」と紹介します。
ELLY「各チームに代表曲があるんですけれども、そのひとつに僕も一生懸命参加させていただきました。どの曲もめちゃくちゃかっこいい仕上がりになっているので、ぜひ音楽の方もチェックしてください！」
登坂「僕は雨宮兄弟の雨宮ヒロトを演じさせていただきながら、アーティストとしても参加させていただいているんですが、このプロジェクト内だからこそできるコラボレーションだったり、今までにない組み合わせを存分に発揮出来ているので、そういう面も楽しんでいただけると思います」
また、登坂さんは「みなさん以上に、やっている僕らが楽しみながらやらせていただいてます（笑）。アイディアを出しながら、話し合いながら楽曲も作って、自分たち発信で盛り上げていきたいなと思っています」と明かし、ELLYさんも「すべてに最高の熱量を使って挑めたので、最高です！！」と満足げな表情。
一方、今回初のソロ楽曲を担当する今市さんに「登坂さんの声がなくてさみしい気持ちは？」とMCが尋ねると、「そうですね、若干ありますね（笑）」と答えつつ、「ソロというのもひとつの武器にして盛り上げていきたい」と、意気込みを語っていました。
HIROさんからは来年夏からのドームツアーについて「ドラマとか映画のストーリーと連動して、登場人物も会場に登場するようなものを考えています。今までに見たことのないものや仕掛けが見れられるので、楽しみにしていただきたいです」とファンの期待を高める告知も。
最後に岩田さんとHIROさんからの挨拶で舞台挨拶が締めくくられました。
岩田「皆さんにワクワクしてもらえるようなエンターテイメントをお届けできるように力を合わせていきたいと思います！」
HIRO「メンバー、スタッフ一丸となって最高の作品を届けて、作品を通じて皆さんといろんな思いを共有して、「HiGH&LOW」がみなさんにも育てられて成長していけるようなプロジェクトとして長くやっていきたいなと思っているので、登場人物ひとりひとりを応援していただきながら観ていただきたいです」
さまざまな企画が用意された「HiGH&LOW～THE STORY OF S.W.O.R.D～」プロジェクト第1弾となるドラマは、日本テレビ系ほかにて10月21日（水）より順次放送スタート。
また、同プロジェクトの映画は、2016年7月16日（土）より全国公開予定です。
公式サイト：http://high-low.jp/
（文・取材：大谷和美）
