編集部公式ライターの大場ミミコです。
そこのあなた!このサイトを見て下さってるということは、さては映画ファンですね?
もしくは、アニメや演劇などのエンターテインメント大好き人間ですね?
そんなエンタメLOVEなあなたの知的好奇心をがっつり満たしてくれるのが松竹大谷図書館です。
松竹大谷図書館は、映画・ドラマ・演劇・アニメ等の台本やポスター、文献など貴重な資料が約45万点も所蔵してあるエンタメマニア垂涎のライブラリーなのです。
詳しく知りたい方は、過去記事の「潜入レポ」をお読み下さいね。
●大谷図書館潜入レポ;前編
●大谷図書館潜入レポ;中編
●大谷図書館潜入レポ;後編
GHQ検閲台本を未来に残すプロジェクト始動!
さて、このたび松竹大谷図書館では、2015年9月8日より「歌舞伎や映画、日本文化の歴史を後世に伝える。」という、資金調達プロジェクトを開始いたしました。
●【第4弾】歌舞伎や映画、日本文化の歴史を後世に伝える。
●300冊もの「GHQ検閲歌舞伎台本」をデジタル化!松竹大谷図書館がクラウドファンディングを開始
昨今、世界的に注目される「クラウドファンディング」の手法を使ったプロジェクトとなっております。集まった資金は、主に図書館の運営資金とや所蔵資料のデジタル化のための費用に利用されます。
今回のデジタル化の目玉は、何とGHQ統治下の1945年〜1949年に検閲された演劇台本です!
昭和20〜24年にかけて、GHQから検閲を受けた歌舞伎台本(一部)
劣化が著しいこの貴重な台本たちをデジタル化してアーカイブを公開することによって、資料の保存だけでなく、より多くの方への情報提供を目指したいとのこと。社会的に意義のあるこの事業に、クラウドファンディングを通して参加してみてはいかがでしょうか?
参加するともらえる、めちゃレアな特典をご紹介!
クラウドファンディングに参加すると、その支援金額に応じたお礼(グッズやサービス)を受け取ることができます。例えば、
『勧進帳』や『秋刀魚の味』の台本表紙を模したブックカバーや…
松竹大谷図書館が所蔵する映画や歌舞伎の台本を保護するスタッフお手製のカバーに、「ご支援ありがとうございます」のメッセージと共にお名前を記載してくれるお礼もあったりします。ちなみに横書きの対応も出来ますので、洋名の方もご安心下さいね。
某AKB風の女性は全く関係ありませんが(笑)、ご協力いただいた方の名前が刻まれるという点では、神社などにある玉垣のイメージに非常に近いと思います。お気に入りの台本をリストの中から選んで、ぜひプロジェクトに参加してみてください。松竹のシンボルとも言える『男はつらいよ』全48シリーズはもちろん、様々な名作・ヒット映画の台本から選べるようになっております。
作品リストはコチラをご参照下さい。
–{クラウドファンディングに初挑戦!!}–
クラウドファンディングに初挑戦!!
『秋刀魚の味』のブックカバー、台本カバーへの名入れ…。
あまりに魅力的過ぎる特典を目の前に、筆者はプロジェクトへの参加を即決したのは言うまでもありません。しかし、もう1つ参加を決意した大きな理由があります。
それは、取材で松竹大谷図書館に足を運んだのですが、その中で実際“生の資料”を目で見て、手に取って体感したからです。
GHQ検閲を受けた『義経千本櫻』の台本と、ボロボロの資料たち
司書の方がページをめくって見せてくれたのですが、その間にも表紙が千切れ、見終わると一回り資料が小さくなるほどでした。(写真左)。他の検閲台本も、特に外表紙のダメージがひどく、このままだと原形を失ってしまうとのお話でした。
これほどまでに貴重な文化の象徴が朽ちていく姿は、リアルで資料に触れた者として見て見ぬふりは出来ません。そんなわけで、自腹を切ってクラウドファンディングに挑戦してみることにしました。
以下、筆者が自らクラウドファンディングを体験した様子をご紹介させていただきます。クラウドファンディングとは何ぞや?という方も、プロジェクトに参加したいんだけど、どうしていいのやら?と悩んでいる方も、この記事を参考にしてみてくださいね。
ステップ1;新規登録してみよう!
まず、プロジェクトの主旨を理解することから始めましょう。
ということで、クラウドファンディングの情報が掲載してあるページにアクセスします。
そして、「このプロジェクトの支援に参加する」という黄緑色のアイコンをクリックします。すると、下のような画面が現れるので、お好みのリターン品を1つ選びましょう。
クラウドファンディングは、寄付型(お金を寄付する)、投資型(利益の配当がある)などのタイプがありますが、このプロジェクトは購買型(支援した金額による特典が付く)ということで、参加者には素敵なサービスを選んでいただく形になっています。
筆者は、憧れの映画台本のカバーに名入れがしたかったので、1万円のコースを選んでみました。すると、このような画面が出てきます。
筆者はプロジェクト初体験なので、新規登録をクリックします。(「READY FOR」のアカウントを取得済みの方は、ログインして決済ページに移動して下さい)
筆者はメールアドレスから登録することに。すると、このような画面が表示されるので、必要事項を入力→「利用規約に同意して新規登録」をクリックしましょう。ちなみにFacebookアカウントからも登録が可能です。
こんな感じで、必要事項を打ち込んでいきます。利用規約を確認し、記入し終えたら矢印のボタンを押します。すると、下記のようなメールが届きます。
届いたら、プロジェクトのトップページに戻ります。
すると、右上に筆者の名前が表示され、めでたく登録が完了した証が得られますので、再度ご希望のプロジェクト引換券(支援プラン)を選び、必要事項を記入していきましょう。
–{自分の名前を台本カバーに刻もう}–
ステップ2;自分の名前を台本カバーに刻もう
ところで、筆者は『男はつらいよ』という映画が大好きでして、過去にも寅さんをモチーフに記事を書いたりしています。
中でも、ベストマドンナであるリリー(浅丘ルリ子さん)の集大成である『寅次郎ハイビスカスの花』は、筆者一番のお気に入りの作品でもあります。
というわけで、名入れする台本カバーは『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』をチョイスすることに。プロジェクトページから「1万円」の支援プランをクリックすると、申込画面が表示されます。「2.応援コメント」の項目に『男はつらいよ 寅次郎ハイビスカスの花』の台本カバーに名入れを希望する旨を書き込みます。
名入れできる台本カバーは、記事の前半で掲載した【作品リスト】210タイトルの中から選びましょう。お気に入りの台本が決まったら、コメント欄に「台本○○に名入れをお願いします」と記載します。(今すぐ作品が決まらない場合は、成立後でもOK)
コメントも載せられるので、自分らしい応援メッセージなども添えてみてはいかがでしょうか。また、ブックカバーの送付先が必要になるので、「郵送先の設定」に郵送先の住所等も入力して「確認画面へ進む」をクリックします。すると、決済画面にジャンプします。
ステップ3;決済方法を選んで入力する
筆者の場合、クレジットカード決済希望なので、必要事項を記入後「クレジットカードで支援する」を選択しました。なお、3万円以上のプランの場合は銀行振込での支援も可能とのことです。
ちなみに、クレジットカード情報の入力画面はこんな感じです。
情報を入力し、「申込確認」をクリックしましょう。すると、下のような画面が現れますので、内容を確認して「購入申込」をクリックして下さい。
「ありがとうございました」の画面が現れれば、支援完了となります。ブックカバーや名入れされた台本カバーを見るのが楽しみです!!
最後に、登録したメールアドレス宛に「募集期間内に目標金額が達成されたら、決済(引き落とし)されるよ」という内容のメールが届きます。プロジェクトが成立するまでは仮決済の形で、もし目標金額に達せず、成立しない場合は支援のお金は決済されません。でも、せっかく参加したのだから、ぜひ目標達成させたいものですね。
そのためには、ひとりでも多くの方のご支援が必要となります。あなたのご支援が、貴重な文化を残す力になります。ご興味のある方は、プロジェクトにご参加いただければ有難いです。詳細&申込はこちらのサイトとなっております。
このプロジェクトの目標金額は250万円、締め切りは2015年10月28日の23:00となっております。皆様のご協力を、心よりお待ちしております。
(文: 大場ミミコ)