はじめましての方もそうでない方もこんにちは。
女子力アップしました?!
八雲ふみねです。
この秋も華やかに開催されました！
東京ガールズコレクション2015 AUTUMN/WINTER、通称TGC！
「女性は誰でも輝くパワーを持っている」という想いから、今回のテーマは“SHINE”。
最新ファッションに身を包んだモデルたちのウォーキングに豪華アーティストのパフォーマンス、シークレットゲストの登場…etc.
どこを見ても、キラキラでパワフル！
そんな中、花王「メリットピュアン」のイメージキャラクターを務める中条あやみさんとのトークショーで、司会を務めさせていただきました。
TGCのランウェイでは、クールでカッコいい印象だった中条さん。
“ピュアンカラー”である淡いブルーの衣装がとっても爽やかですね～。
「メリットピュアン」の優しい香りに包まれながら、
中条さんの美の秘訣や「メリットピュアン」の魅力など、たっぷりとお話を伺いました。
さて。
八雲ふみねの What a Fantastics！ ～映画にまつわるアレコレ～ vol.36
今回は…。
公開後も話題騒然！
このコラムでも触れよう触れようと思いながら、なかなかタイミングが合わず…。
でもやっぱり、外せません！
映画『GONINサーガ』プレミア試写会の模様をお届けします。
映画好きの食指をそそる!? 先取り、秋シネマ の回でもご紹介した『GONINサーガ』。
スクリーンいっぱいに広がるギラギラとした熱気、張りつめた緊張感。
前作『GONIN』を知る人は、ノスタルジーを感じながら『サーガ』の新鮮さに浸り、
『GONIN』を知らない世代は、その圧倒的なエンタテインメントの力に叩きのめされる。
血で血を洗う宿命の物語からは、日本映画史へのリスペクトさえ感じます！
新たな歴史を目撃できる貴重な場となった『GONINサーガ』プレミア試写会には、東出昌大さん、桐谷健太さん、土屋アンナさん、柄本佑さん、安藤政信さん、福島リラさん、石井隆監督が登壇。
この日は『GONIN』が全員揃った、記念すべき夜でした。
–{新生GONINが揃い踏み。日本映画の歴史が動く瞬間！}–
前作『GONIN』では鶴見辰吾さんが演じられた大越組・若頭、久松茂の息子、久松勇人役の東出昌大さん。
「19年ぶりの最新作。前作をご存知の方もご存知ない方も、先入観なしで新しいサーガを楽しんで頂けたら…」と、御挨拶。
劇中ではダークで陰のある役どころを熱演してらっしゃいますが、ご本人はとっても爽やか。
このギャップが魅力的なんですよね〜。
前作で永島敏行さんが演じられた大越組・組長、大越康生の息子、大越大輔役の桐谷健太さん。
東出さんとの関係性について、「撮影中はずっと“勇人”、“大輔”の関係。最近やっと、どういう人か分かってきて…」と、桐谷さん。
「（東出さんは）かわいい！チャーミング！」と大絶賛する桐谷さんに、照れまくる東出さん。
ナイスなコンビですね。
五誠会に囲われる元アイドルで歌手、菊地麻美役の土屋アンナさん。
「ど〜も〜 ♪」と、ノリノリのアンナさん。
「本音で言うと、久々に「映画って面白いな〜」と思いながら撮影できました」とのこと。
劇中でめっちゃハジけてるアンナさん、カッコいいです。
19年前の「GONIN」事件を追うルポライター・森澤慶一役の柄本佑さん。
このプレミア試写会当日は、大雨。
「石井監督の作品は毎回雨が降っていて、夜のシーンが多いんです。石井監督作品の色気を感じていただけたら…。」と話しながらも、
「あ、先に言っちゃった。ごめんなさい」と、謝り続ける柄本さん。
一体、誰に謝ってるの？？？
前作で室田日出男さんが演じられた式根の孫にあたる五誠会の三代目、式根誠司役の安藤政信さん。
柄本さんが「石井監督の作品は雨のシーンが多くて…」と話し出した途端、安藤さんがソワソワ。
そして、登壇者の方々からはクスクスと笑いが…。
「同じコトを話そうと思ってたのに…」と、困った顔の安藤さんもセクシー♪
ちなみに、安藤さんが石井監督から本作のオファーを受けたとき、「安藤政信は南極にいる」というウワサが流れていたとか。
「普通に自宅にいたんですけどね…」と、否定してらっしゃいました。
凄腕ヒットマンの明神に付き従う美しき女殺し屋：余市役の福島リラさん。
明神役の竹中直人さんとのコンビは、大人っぽくて狂気に満ちています！
土屋アンナさん演じる麻美と繰り広げる女同士の格闘シーンについては「10代の頃からよく知ってる間柄なので、楽しかったです」と、笑顔。
脚本・監督は、もちろんこの方！
石井隆監督。
「俳優たちの捨て身のお芝居を堪能して下さい」と、ようやく迎えた本作お披露目の瞬間を噛み締めてらっしゃるかのようでした。
–{石井隆監督が語る「雨」の美学に、キャストも感嘆。}–
キャストの皆さんからも度々お話が出たように、石井監督作品の特徴と言えば「雨」の描写。
そのこだわりについて石井監督に伺うと…。
「必ず雨の音を聞きながらシナリオを書くんです。現実とは違う異次元に導いてくれるから。役者さんはずぶ濡れで芝居しなきゃいけないから、だんだん地が出てくるんですよ。だから雨は、カッコ付けた芝居を奪うための仕掛けなんです」と、自ら作品の “肝” について説明。
カッコつけないのが、結果、カッコ良くカメラに映る。
映画って深いですねぇ…。
これはもう、ホントに、映画館の大きなスクリーンで観るべきですよ。
『GONINサーガ』は、絶賛公開中です。
それではまた次回、お会いしましょう。
お相手は、八雲ふみねでした。
GONINサーガ
2015年９月26日からTOHOシネマズ新宿ほか全国ロードショー
監督・脚本：石井隆
出演：東出昌大、桐谷健太、土屋アンナ、柄本佑、安藤政信 ほか
©2015『ＧＯＮＩＮ サーガ』製作委員会
八雲ふみね fumine yakumo
大阪市出身。映画コメンテーター・エッセイスト。
映画に特化した番組を中心に、レギュラーパーソナリティ経験多数。
機転の利いたテンポあるトークが好評で、映画関連イベントを中心に司会者としてもおなじみ。
「シネマズ by 松竹」では、ティーチイン試写会シリーズのナビゲーターも務めている。
