『草原の実験』噂の美少女エレーナ・アンが来日し舞台挨拶!

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2015年9月26日(土)より公開の第27回東京国際映画祭で最優秀芸術貢献賞とWOWOW賞の2冠に輝いた『草原の実験』の初日舞台挨拶が渋谷シアター・イメージフォーラムにて行われ、各公演後に、主人公役のエレーナ・アンが登壇した。

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演技経験なく主役抜擢

アンはモスクワ生まれの17歳(撮影時は15歳)で、本作の主人公である少女を探していたアレクサンドル・コット監督の目に留まり、一切演技経験がないにも関わらず主役に抜擢された美少女。

2回目の舞台挨拶には東京国際映画祭プログラミング・ディレクターの矢田部吉彦、3回目の舞台挨拶には映画『百円の恋』監督の武正晴もスペシャルゲストとして登壇した。

昨年の東京国際映画祭のコンペティション部門に本作を招待した矢田部が「映画祭で本作が非常に高く評価され、誰もが衝撃を受けた」と伝えるとアンは「東京国際映画祭に出させていただいたことで、今回日本公開のチャンスを作っていただいた」と感謝の気持ちを述べ「映画に出演すること自体が初めての経験でしたので、まず映画に出演するということ自体が難しかったです。カメラの前ではいつも緊張していました」と撮影当時の状況を振り返った。
矢田部が「女優としての仕事をぜひ続けて欲しい」と伝えると、場内からは大きな拍手が沸き上がり、アンは照れながらも笑みを浮かべた。

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(写真左:矢田部吉彦 右:エレーナ・アン)

–{どこから撮っても絵になる女優}–

アンはどこから撮っても絵になる女優

武正晴監督は、「エレーナさんはどんな声をしているのかずっと気になっていたので、今日は声が聞けてよかったです。スクリーンの上で彼女は非常に揺るぎないものがあり、セリフがないという難しいことをやっています。セリフがない中で一時間半、見せるわけですから、そのような女優がそこに居るということだけで価値があると思います。
僕の場合も『百円の恋』は安藤サクラとの出会いが一番だったんですが、『草原の実験』もアレクサンドル・コット監督は、エレーナさんを見つけたことが最大の仕事だったのではないかと思います。彼女がいなくては出来なかった映画だったのではないでしょうか。」と語った。

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一方アンは、「父親が私の写真を送って、オーディションを受けることになったのが映画に出演したきっかけです。自分は恥ずかしがりやだったので、監督も製作陣も私を映画に出すということは、大きなリスクだったのではないかと思います」と振り返ると、「エレーナさんは、今後はいろんな監督からオファーがくるんじゃないですかね。目が彼女しか持っていない目ですし、どこから撮っても絵になりますよね」とアンを絶賛した。

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そして、アンが最後に「この映画を見ていつも感じることは、私たちの生活は不変なものでいつまでも変わらないと思いがちなんですが、いつ終わることになるかわからないものでもあると思います。少し立ち止まって、身近な人たちと愛し合う、そんなことも大事だと考えさせてくれる作品になっていると思います」と観客へ作品の思いを伝えた。

映画『草原の実験』は絶賛公開中!
公式サイト http://sogennojikken.com/


(C)Igor Tolstunov’s Film Production Company

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