雨の日は映画を観よう!梅雨にぴったりの、雨にまつわる映画5選

映画コラム

こんにちは。公式ライターの大谷です。

梅雨入りして雨の日が多くなると、休みの日でも室内で過ごす時間が増えてしまいがちですが、そんな日こそ映画を観て過ごすのはいかがでしょうか。

そこで、雨のシーンが印象的な作品やタイトルに雨にまつわるワードが使われているものなど、雨にちなんだ映画をご紹介したいと思います!

『ストロベリーナイト インビジブルレイン』(2013年/東宝)

人気テレビドラマの映画版。捜査1課の警部補・姫川玲子が不可解な殺人事件を解決していくという内容はそのままに、事件の裏に隠蔽された警察の機密を巡る組織の軋轢や、危険な男に惹かれていく姫川の恋愛なども描かれ、よりスケールの大きい作品になっています。
ラストシーン以外は全編雨というこだわりも、事件、そして姫川の持つ闇を効果的に演出しているように思います。

筆者は竹内結子さん演じる姫川玲子の凛々しく強い姿が好きで、ドラマ版からどっぷりハマっていたのですが、映画版も期待を裏切らない濃い内容でした。
玲子主任と西島秀俊さん演じる部下の菊田との関係にもドキドキです・・・!
また、ドラマを観ていなくても、刑事モノ作品のひとつとして楽しめる作品だと思います。

上記も明るい内容ではないのですが、雨の中いっそ感傷に浸ってみたいという方には、実在の事件を元にした次の2作もおすすめです。

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『光の雨』(2001年・シネカノン)

連合赤軍事件を書いた『光の雨』(立松和平)が原作の映画の制作現場を舞台にした作品です。“総括”と称して同志を次々と殺していってしまった連合赤軍の事件を、劇中劇という形で描いています。
そのため、一緒にどうしてこういった事件が起こるまでに至ったのか、登場人物(劇中劇を演じるキャスト)と同じ目線で見られるので、学生運動や革命を起こしたいという若者が活動していた背景を知らなくても入りやすいストーリーになっています。

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『初恋』(2006年・GAGA)

こちらは未解決事件として有名な1968年の三億円事件を元に、“犯人は女子高生だった”という仮説で中原みすずが書いた小説『初恋』が原作となっています。
未解決事件ということもあり、いろいろな説や事件を題材とした作品が世の中にありますが、女子高生が主人公の切ない恋愛モノとして一風変わったテイストになっています。
ザラザラとした粗い映像が印象的で特に雨のシーンでは、その時代にフラストレーションを抱えて生きた人の息苦しさや先の見えない不安のようなものを感じられるような気がします。

一方、雨といっても暗いテーマばかりと相性が合う訳でもないようです。

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–{カトリーヌ・ドヌーブのかわいらしさ}–

『キツツキと雨』(2012年角川映画)

役所広司さんと小栗旬さんが出演するこちらの作品は、“雨降って地固まる”という言葉が合うような、見終わった後にほっこりとした気持ちになれる映画です。

映画のロケのため、とある田舎にやってきた撮影クルーの気弱な若手監督と林業を生業とする無骨な中年男性の交流が描かれています。最初は映画に全く興味がなく、土地勘も何もない撮影クルーをしぶしぶ手助けしていた男が、いつの間にかチームの一員のようになり、また頼りない監督もこの男に心を開き始めたことで少しずつ監督らしく成長していきます。
しかも、撮影しているのがゾンビ映画というギャップも面白く、笑いがこぼれるシーンもたくさんです!

筆者が観る映画は95パーセント以上が邦画なので、邦画に絞って書いていこうと考えていたのですが、勝手に番外編と称して最後にフランス映画をご紹介したいと思います。

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『シェルブールの雨傘』(1964年)

戦争によって引き裂かれた、若いカップルを描いたミュージカル映画。ご紹介するまでもない有名作品ではありますが、雨に関連する映画には欠かせない作品だと思うので掲載することにしました。
とにもかくにも、カトリーヌ・ドヌーブのかわいらしさとセットや衣装の色使いがたまらないです!(フランス映画はそういう見方ばかりしてしまいます、すみません・・・)
内容は恋モノではありますが、おしゃれぶってカフェのように流しっぱなしにしているだけでも、雨の日のどんよりを吹き飛ばしてくれそうですよね。

なぜかいつも暗い作品に偏りがちな紹介になってしまいますが、雨の日のお供として、少しでも参考になればうれしいです。

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(文:大谷和美)

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