監督だけでなく、俳優としても評価の高い若き天才グザヴィエ・ドラン。そんな彼が脚本を読んで出演を熱望したという心理サスペンス映画『エレファント・ソング』が2015年6月に公開されることが決定した。
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舞台は精神科病棟、主人公マイケル(グザヴィエ・ドラン)は14歳のときにオペラ歌手の母が自殺して以来ずっと入院している。ある日マイケルの担当医師が失踪。唯一手がかりを知っているマイケルに院長のグリーン(ブルース・グリーンウッド)は事情を聞こうとするが、ゾウやオペラについての無駄話で話をそらすばかり――
人々を翻弄しながらも痛々しいまでに愛を求めるマイケルと、名だたる俳優たちが演じる緊張感あふれる会話劇。戯曲を原作とする心理劇が、映画ではどのように描かれるのか期待の作品だ。